就職活動で自らを成長させることを意識する!
初めての面接で緊張するのは当たり前。何回かこなせば慣れてくる。結局は続けることで問題は解決される。 |
また、白石久喜・大津勝利は『Works No.58 就職を科学する』の中で、就職活動の中の以下の4つの「転機イベント」が成長を促していることを述べている。
- 期待値が高すぎて志望変更を迫られる。
- 面接に何度も失敗し悩む。
- 自分にしっくりくる企業がないと、模索し続ける。
- あるきっかけで、志望意思を強化する。
- 自己分析
- 情報収集(企業研究)
- 現実との対峙(働く現実を知る、選考される経験)
- 意思決定(第一志望や入社を決める)
茂木健一郎は『意識とは何か─<私>を生成する脳』の中で語る。
「私たちを取り囲む世界は、そして世界に向かい合う私たちの認識の要素は、最初からそこに存在する要素を組み合わせたものではなく、刻一刻生成されるものである」 |
結局、自らを成長させるということは、外界に触れて、それを取り込み、新しい自分を生成させるプロセスの連続なのだ。就職活動は、自らを成長させる機会であり、今の自分に自信がない人こそ、真剣に就職活動に取り組み、自らを成長させることを意図するべきなのだ。
※次のページで、就職活動で成長する秘訣!を学ぶ!
※日本キャリアデザイン学会・第4回全国大会にて、筑波大学院・岡田昌毅准教授が「就職活動自体と教育と結び付けられないか?」という提案があった。確かに、情報収集(自己分析・企業研究)と実践と振り返り(選考)というプロセス自体が、まさにゼミで出される課題と同じだ。そのレポートを小冊子にまとめ、さらにそのプロセスを分析をするだけでも、ものすごく価値があると考える。キャリア教育の新しい取り組みとして、いつかトライしてみたい。