大学生の就職活動/就職活動の準備

大学生の資格取得のための正しい勉強法(2ページ目)

資格の勉強で一番大切なことは、タイムマネジメント。勉強の進捗状況を毎日確認できる体制を維持することが、努力の継続に繋がるのだ。そして、努力が報われた経験は、きっと一生、君を支えてくれるだろう。

執筆者:見舘 好隆

【コツ1】まず、試験範囲全体を見渡す!

資格勉強
一番大切なのが、スケジュール作り。今のペースで間に合うのか、いつも修正することを忘れずに!
まず、試験範囲がどれくらいの量なのか、そしてどのような章立てになっているのかを見渡すことが肝要である。山登りと同じ。今どれくらい進んだのか、あとどのくらいなのか。そして今勉強していることは全体構成の中でどのような位置づけになっているのかがわからないと、途中で辛くなる。次に説明するスケジュール表を作る上でも大切だ。どう考えても無謀な予定を立ててしまっては、合格するわけは無い。おそらく、どんな資格でも薄い簡単なガイドブックのようなものが出版されていると思う。まずそれを買って読んでみよう。そしてその資格を取った先輩に、勉強に必要な日数や、勉強のコツなどを相談しよう。先輩お勧めの参考書や問題集も教えてもらおう。

【コツ2】スケジュール表を作る!

実は、この作業が一番大切であり、最も合否の鍵を握っていると言える。以下の図のように、エクセルが使えるならエクセルを使って、使えないなら手書きで以下の表を作ろう。そして、毎日何ページ参考書を勉強するのか、本番前に過去問を何ページ解くのか。細かく明記するのだ。

スケジュール表

スケジュール表を作るには二つの意味がある。ひとつは、毎日の勉強のペースを毎日確かめるためだ。マラソン選手と同じで、今何分で何キロ進んでいるのかがわからなければ、ペース配分もラストスパートのタイミングも計れなくなってしまう。資格の勉強も同じ。大雑把に決めてしまうと、気分次第で勉強してしまい、今のペースで試験日までに間に合うのかがわからなくなってしまう。結果、試験を受けても無残な結果となるだろう。もしくは「ああもう駄目だ」と投げ出してしまうだろう。そのためにも、勉強のペース配分を行うことが大切なのだ。
もうひとつは、途中で何か予期せぬ予定(体調を崩した、急に旅行に行くことになったなど)でペースが遅れたときに、もう一度スケジュール表を書き直して調整をすることができる点だ。この日にできなかった分をこの日にやろうとか、逆に今日頑張って明日の分を勉強して、明日は休憩日にしよう、などスケジュールを随時再調整することができるのだ。もし作っていなければ、急に誘われた旅行に行っていいのか、明日デートに行っていいのか、など判断ができない。この判断が狂えば、当然試験は合格しない。だからこそ、いつでも修正・確認できる、すなわちタイムマネジメントが必要なのだ。

【コツ3】ノートにまとめる!

暗記系の試験は、とにかく効率よく憶える事が大切。コツは、それぞれの章で憶えることを、ノートに一旦まとめることだ。「納豆おいしい平城京・鳴くよウグイス平安京」のように、何かに関連付けて憶えるといつまで経っても忘れないのと同じ。それぞれの章を表にしたり、箇条書きにしたりしてまとめてみよう。数字系は、なぜ5000万円なのか、なぜ30%なのかなど、その数字になった背景ごと憶えると良い。とにかくバラバラで憶えるのではなく、セットで憶えるようにしよう。

【コツ4】過去問をひたすら解く!

参考書を読む期間を少なくとも試験日の1週間前に終えて、あとはひたすら過去問を解く期間を作ろう。これは野球の素振りと同じであり、何回やっても無駄にはならないし、やればやるほど確実に点数は上がる。ポイントは、間違った問題だけをチェックするのではなく、勘で書いて合っていた問題もしっかりチェックすることだ。その問題が本番で出てしまったら、また勘になってしまう。怪しいなと思ったら、必ずチェックしよう。

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一生懸命勉強して、合格したときの気分は格別だ。嬉しくて嬉しくて堪らないだろう。もちろん、その資格自体は将来に役立つかどうかはわからない。でも、努力が報われた経験は、かけがえの無い経験であり、確実に君の将来に好影響を与えるだろう。きっと将来、難しい試験にぶつかったとき、それを乗り越える自信に繋がるだろう。また、日常の仕事において難しい問題にぶつかった時にも、その力は発揮されるだろう。

努力は一生、自分を裏切らないのだから。

※資格取得に関する専門的なことは、以下のガイドサイトを参照してね。
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