【コツ1】まず、試験範囲全体を見渡す!
一番大切なのが、スケジュール作り。今のペースで間に合うのか、いつも修正することを忘れずに! |
【コツ2】スケジュール表を作る!
実は、この作業が一番大切であり、最も合否の鍵を握っていると言える。以下の図のように、エクセルが使えるならエクセルを使って、使えないなら手書きで以下の表を作ろう。そして、毎日何ページ参考書を勉強するのか、本番前に過去問を何ページ解くのか。細かく明記するのだ。スケジュール表を作るには二つの意味がある。ひとつは、毎日の勉強のペースを毎日確かめるためだ。マラソン選手と同じで、今何分で何キロ進んでいるのかがわからなければ、ペース配分もラストスパートのタイミングも計れなくなってしまう。資格の勉強も同じ。大雑把に決めてしまうと、気分次第で勉強してしまい、今のペースで試験日までに間に合うのかがわからなくなってしまう。結果、試験を受けても無残な結果となるだろう。もしくは「ああもう駄目だ」と投げ出してしまうだろう。そのためにも、勉強のペース配分を行うことが大切なのだ。
もうひとつは、途中で何か予期せぬ予定(体調を崩した、急に旅行に行くことになったなど)でペースが遅れたときに、もう一度スケジュール表を書き直して調整をすることができる点だ。この日にできなかった分をこの日にやろうとか、逆に今日頑張って明日の分を勉強して、明日は休憩日にしよう、などスケジュールを随時再調整することができるのだ。もし作っていなければ、急に誘われた旅行に行っていいのか、明日デートに行っていいのか、など判断ができない。この判断が狂えば、当然試験は合格しない。だからこそ、いつでも修正・確認できる、すなわちタイムマネジメントが必要なのだ。
【コツ3】ノートにまとめる!
暗記系の試験は、とにかく効率よく憶える事が大切。コツは、それぞれの章で憶えることを、ノートに一旦まとめることだ。「納豆おいしい平城京・鳴くよウグイス平安京」のように、何かに関連付けて憶えるといつまで経っても忘れないのと同じ。それぞれの章を表にしたり、箇条書きにしたりしてまとめてみよう。数字系は、なぜ5000万円なのか、なぜ30%なのかなど、その数字になった背景ごと憶えると良い。とにかくバラバラで憶えるのではなく、セットで憶えるようにしよう。【コツ4】過去問をひたすら解く!
参考書を読む期間を少なくとも試験日の1週間前に終えて、あとはひたすら過去問を解く期間を作ろう。これは野球の素振りと同じであり、何回やっても無駄にはならないし、やればやるほど確実に点数は上がる。ポイントは、間違った問題だけをチェックするのではなく、勘で書いて合っていた問題もしっかりチェックすることだ。その問題が本番で出てしまったら、また勘になってしまう。怪しいなと思ったら、必ずチェックしよう。--------------------
一生懸命勉強して、合格したときの気分は格別だ。嬉しくて嬉しくて堪らないだろう。もちろん、その資格自体は将来に役立つかどうかはわからない。でも、努力が報われた経験は、かけがえの無い経験であり、確実に君の将来に好影響を与えるだろう。きっと将来、難しい試験にぶつかったとき、それを乗り越える自信に繋がるだろう。また、日常の仕事において難しい問題にぶつかった時にも、その力は発揮されるだろう。
努力は一生、自分を裏切らないのだから。