大学生の就職活動/就職活動の準備

必読!就職活動スケジュールの立て方

1月のアクションは、みなさんの今後の就職活動に多大なる影響を与える。期末試験などで忙しいと思うけど、気になる企業を洗い出し、その企業のエントリーと企業説明会への参加は、しっかりと押さえよう。

執筆者:見舘 好隆

就職活動にも、「ダンドリ」がある。

スケジュール
4月本番に向けて、今何をすればいいんだろうか?
さて、2007年を迎えました。お正月気分もそろそろ覚めた今こそ、これからの就職活動について、しっかりとしたスケジュールを立てたいと思う。

就職活動には、以下の4つのアクションがある(自己分析は除く)。
    • エントリーする
    • 企業説明会に参加する
    • その他企業研究をする
    • 選考試験へ挑戦する(エントリーシート作成・面接・筆記試験など)


さて、どんなダンドリで、各アクションを行えばよいのだろう。

まず、(社)日本経済団体連合会の意見書「2007年度・新規学卒者の採用選考に関する企業の倫理憲章」「倫理憲章の趣旨実現をめざす共同宣言」を読んで欲しい。

倫理憲章に「卒業学年に達しない学生に対して、面接など実質的な選考活動を行うことは厳に慎む。」と書かれている。つまり、4年生大学であれば4年生、短大であれば2年生になるまえに選考活動はしてはいけないということである。ただし、これを守るのは共同宣言をした企業844社のみである。これに準拠していない企業は、もう選考をしている可能性がある。また、ここに準拠していたとしても、水面下でリクルーターなどによる選考が行われている可能性もある。

ここで言えるのは、多くの有名企業や大企業の選考活動(面接や筆記試験など)は、4月から始まるということだ。

以上を踏まえると、下図のようなスケジュールとなる。
スケジュール

もちろん、4月以前に選考試験を行っている企業はあるし、4月以降もエントリーや企業説明会は行っている。企業研究に至っては大学1年生から行ってもいいし、内定を取ってからでも入社意思を固めるために行い続けるだろう。

しかしながら、少なくとも経団連の倫理憲章に準拠することを表明した企業844社は、大学4年生(短大2年生)の4月1日から選考試験はスタートする。よって自ずと図の黄色い部分が、みなさんが行うべき就職活動における基本スケジュールの目安となる。

つまり、この1月に行うべきアクションは、まずエントリー、そして企業説明会への参加となるのだ。


※次のページで、エントリーのダンドリについて考察する。
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