アサーションの効能2「自らが輝く職場がみつかる」
自らが輝くであろう職場はどんなところか、自ら言葉で伝えなければ、その職場は見つからない。 |
前述した博報堂の友人は、大学時代はテレビ局に就職したいと思っていたそうだ。ご存知の通り、テレビ局のアルバイトは、フロムエーなどアルバイト情報誌にはなかなか載っていない。そこで友人は、あらゆる人にその熱意を伝えて、人脈をコツコツ作り、大学3年生において1年間、テレビ朝日のアシスタントディレクターのアルバイトをゲットすることができた(結果的にはテレビ局の仕事より、広告代理店の仕事へと志望を変えている)。急には難しいことでも、長期間他人にアサーションし続けることによって、その職を得たのだ。
「私はテレビ局で報道番組を担当し、社会問題を伝えていきたい」
「私は旅行会社に入って、家族がもっとつながりを深めるような旅を作りたい」
「私は老人や身体に障害を持った人でも快適に暮らせる街づくりに携わる仕事がしたい」
などなど、自分が心から将来就きたい仕事を、長期間アサーションすることで、
「知り合いがTBSに勤めているから、聞いてみようか?」
「バスツアーの添乗員の人が知り合いにいるよ。紹介しようか?」
「今度、安心して暮らせる街づくりをテーマにした講習会があるよ」
などなど、どんどん情報が集まってくるだろう。そして同じ志を持つ友達もでき、さらに情報交換が活発になっていくだろう。そして取捨選択した結果、辿り着いた職場こそ、自らが輝く職場なのではないだろうか。
幸運は、待っていても訪れない。
運は自らが、意図して行動し、そして拾うものなのだ。
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