大学生の就職活動/就職活動の選考対策

人気企業のエントリーシート突破の秘訣(2ページ目)

応募者が多い企業の人事は、エントリーシートをじっくり読む時間はない。そんな読み手が数十秒で君を正しく理解できる「パンフレット」になっているのかをよく考えて、自己PRや志望動機をレイアウトしよう。

執筆者:見舘 好隆

秘訣1:見出しはあるのか?

雑誌
チラシやパンフレット、雑誌を読むとき、まず見出しを見て自分が読みたい内容かチェックするだろう。人事がエントリーシートを読むときも同じ事をするのだ。
街頭で配られるチラシやパンフレット。よほど暇じゃない限り、サッと目を通して興味が無ければ捨てるだろう。みなさんのエントリーリートも、この感覚に近いと考えて欲しい。するとまず気が付くのは、見出しはあるのか?である。

例えば、紙に文字がビッシリ書きこまれたチラシをもらっても、きっと誰も一行も読まないだろう。チラシやパンフレットには必ず見出しがある。「玉ねぎ100円!」など値段を訴求したり、「駅から3分!」など立地を訴求したり、「動き・緻密さ・色が違う。」(Panasonic・VIERAのコピー)のように品質を訴求したり、とにかく最も伝えたいPRポイントが一言で書かれているはずだ。

エントリーシートも同じである。アンダーラインでも太字でもいい。まずは君の魅力を「一言で」書かれているかが重要なのである。ちなみにこのルールは、社会人における書類作成の大原則でもある。もちろん、見出しと内容がずれていたら話にならないので、その点はしっかり押さえてね。


秘訣2:その企業が求める力を書いているのか?

今までも何度も伝えてきたが、自分の魅力をただ伝えてもダメだ。あくまでもその「企業が求める力」を書かなくてはならない。採用もビジネスだ。ビジネスに必要な人材を獲得する投資だ。決してボランティアではない。よって、相手が求める力を伝える努力を最大限しよう。もちろん嘘をついてはいけない。企業が求める力は基本的な力ばかりだから、ほとんどの学生は作り方次第で何とかなると思う。作り方のコツは記事「複数の自己PRを作るコツ!」を読んでね。もしその力をどうやっても表現できないなら、志望企業を変える事も考えよう。

※次のページで、パンフレットやチラシと同じ視点で書くことを、さらに学ぼう!
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