大学生の就職活動/就職活動の準備

ネットで就活 エントリー・時間管理のコツ(2ページ目)

エントリーはもちろん情報交換など、今やネット無しに就職活動を行うことは難しい。しかし、あくまでも主体は「リアルな就職活動」だ。ネットはそれを効率化する「ツール」に過ぎないことを、肝に銘じて欲しい。

執筆者:見舘 好隆

エントリーするときのコツ!

ネットで就職活動
情報収集が簡単になった分、それを絞り込むことが肝要だ。
ネットでエントリーするのは、とても便利だ。私が就職活動をした頃(1990年3月卒)は、まだ「資料請求ハガキ」をコツコツ書くしかなかった。笑い話で「腱鞘炎になった!」と語り合ったものだ。

<2005年7月時点での就職活動状況>
    • エントリー社数…95.7社
    • ハガキなど郵便…6.3社
    • 就職情報サイト…66.8社
    • 企業ホームページ…22.6社

    • エントリーシート提出社数…28.8社
    • 郵便…7.6社
    • Web…14.4社
    • セミナー持参…6.8社

    • セミナー・説明会参加社数…37.4社

    (出典:(『日経ナビ・就活モニター調査(2005年7月)』ディスコ)
上記の通り、95.7社にエントリーしている。しかし、実際にエントリーシートを出す企業は、その約4分の1だ。この「4分の1」という数字が、ミソである。つまり、その会社に向けた自己PR&志望動機は、ちゃんと会社研究をしなければ書けない。すなわち、たくさんエントリーしたところで、たくさんの会社を受験することは、精神的にも、時間的にも、スケジュール的にも、ほとんど無理なのだ。
  • 精神的な問題:膨大なメールや資料を冷静に熟読するなど。
  • 時間的な問題:先輩訪問や店舗訪問などの会社研究や、それに応じた自己分析を行うなど。
  • スケジュール的な問題:当然4~5月に会社説明会が集中することや授業欠席など。
よって、エントリーシートに真剣に取り組める社数は、結果的には20社ぐらいが限界ということだ。ここで答はハッキリする。そう、たくさんの採用情報サイトに登録することは、この観点においては非効率だということだ。つまり、3年生の2月ぐらいまでは選択肢を自由に拡げても問題ないが、実際にエントリーシートを書く段階においては、十分に会社研究を行い自己PRを熟考できる数に絞らなくてはならない。だからこそ「無意味にたくさんの採用情報サイトに登録する意味は無い」と言える。

先日の学生とのディスカッションでは、採用情報サイトは「メイン一つ、押さえ一つの2つで十分」という答が出た。

みなさんは、どこの採用情報サイトを使ってますか?
あんまり多いと、メールの海におぼれてしまうぞ。

※ちなみに私たちの時代には、エントリーシートなんてものはない。会社説明会に参加する前に、ふるいにかけられることは無かったのだ。


※次のページで、「ネットでスケジュールを管理するコツ!」を知ろう!

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