自ら創り出す機会によってはじめて、内定は取れる。その3
6.自己分析から始めるのことが、決してセオリーではない。
エントリーシートをうまく仕上げる秘訣は、早めに書いて、いろんな人にみせてコメントを貰うことだ。 |
もちろん、自己分析の結果を手掛かりに使うことは一つの手である。ライフ・ライン(自分史)を書いて自らを振り返りつつ、R-CAPなどで客観的な診断結果(フォーマルアセスメント)を使うとか、友人知人に「私の強みって何?」と聞いて教えてもらおう。自分で頭の中だけで考えると煮詰まるぞ。
7.筆記試験の勉強、嫌ならするな。
筆記試験があるから勉強するのではない。例えば英語の試験があるなら、その会社で英語力が必要だから行っているのだ。英語が嫌いなら、その会社で英語を使うことも嫌いなのか、良く考えるべきだ。一般常識も同じこと。毎日のニュースに敏感な人材が欲しいから、一般常識の試験があるんだ。SPIも然り。
もし筆記の勉強が嫌いなら、筆記試験を重視しない、つまりそれ以外の力を重視する会社を目指せばいい。無意味に筆記試験の勉強をするのは、時間の無駄だ。そんな時間があるくらいなら、たくさんの社会人に会うべきだ。たくさんの会社を覗いてみるべきだ。
さらに付け加えれば、試験勉強をするなら、その会社の先輩訪問をしてからだ。なぜなら先輩は以前の試験内容を知っている。どの分野で、どんなレベルが出るのか、教えてくれる。それを重点的に勉強すればいい。その方が確実だ。絶対に内定を取りたいのなら、必ずするべし。
8.面接の練習は、実践でやるべし。
友達や就職課で練習をすることはお勧めだ。しかし、それだけでは甘い。やはり実践で揉まれるべきだ。これも会社研究と同じく、面接の緊張感は模擬面接では味わえない。
よって、本命を受験するまでに、他の会社の面接を体験しておくことだ。もちろん、全く興味が無い会社の面接では練習にならない。なぜなら自己PRが言えないのだから。少しでも興味を持った会社に応募して、自らの自己PRが伝わるのか、コミュニケーション力が通用するのかを試すことは必須の作業だ。そもそも企業サイドもある程度の辞退は覚悟しているので、あまり気にしなくてもいい。しかし、最終面接まで練習で受けるのは、辞退することの重さを良く考えるようにね。
あと、面接における想定問題集と答えを用意することは×だ。恋人とのデートの時、話す内容をあらかじめ決めてる人なんて一人もいないだろう。もちろん、相手が喜ぶために、デートプランを考えたり、相手が好きな食べ物を調べたりするだろう。それが就職活動で言えば「会社研究」なんだ。相手を把握しなければ、相手を喜ばすことなんてできない。
言いたいことが話せるように、面接自体を自らコーディネートするぐらいの心構えで行こう。
詳しくは以下の記事を読んでね。
「面接を盛り上げるコツ『おまけ』」
※次のページで、「就職活動のプロセス自体で、自らを成長させる」ことを学ぶ!