会話マンネリ化ウイルス
自分が「よくわからない」と思っている人も、君のことが「よくわからない」。よって自らをさらけ出せば、相手も話しやすくなる。 |
「たとえば、誕生日にプレゼントをもらったら、相手の誕生日の時にも何かあげなくちゃ!と思ったり、相手からいい情報をいつももらっていたら、自分が有益な情報を得たときに共有したい!と思ったりしますよね。」(出典:『コミュニケーション集中治療室』須子はるか)
面接官も人である。会話のキャッチボールをしていて面白くなければ、さっさと終わりたくなってしまうだろう。つまり、質問の答えが、面接官にとっても有益であることを意識するかしないかで、面接官の君への印象は、全く違うものになる。
しかし、ここで大きな問題にぶち当たる。そう、社会経験も無い学生が、面接官に有益な話なんて出来るはずがないということだ。確かにビジネスにおいてであれば、お互いの担当業務の中での仕事情報を交換し合うことが出来るだろうが、相手は面接官でこちらは学生である。さて、どうすればいいのだろうか。
答えは簡単である。「自分を積極的にさらけ出す」のだ。
驚いたかもしれないけど、面接官は「君を知る」ために面接をやってるんだ。丸暗記した自己PRや、面接官に合わせた解答、作り笑いの笑顔、着慣れていないリクルートスーツで、一体君の何がわかると言うんだ? 面接官は君を知りたいんだ。君が一緒に働ける仲間かを確認したいんだ。だからこそ、面接で君は、自分をさらけ出さなくてはならないんだ。
例えば面接官に「緊張してますか?」と聞かれたとしよう。
「緊張しています」
これじゃあ、何の有益な情報を、面接官に与えていない。話が続かない。君ともっと話をしたいと思わない。
「もちろん、御社が第一志望ですから、心臓がバックンバックンしてますよ!」
これだと、緊張している+第一志望であるという、情報を面接官に与えている。面接官もこれなら満足だ。更に、
「もちろん、御社が第一志望ですから、心臓がバックンバックンしてますよ! この緊張を抑えるために昨日、御社の本社の前で、御社で働く自分をイメージする訓練をしました。でもやはりまだ緊張しているように見えますか? すいません。」
緊張している+第一志望である+行動力もあるという、情報を面接官に与えている。面接官もこれなら大満足だ。
面接官は裁判官じゃない。警察官でもない。面接官はコミュニケーションを求めているんだ。コミュニケーションを潤滑にしたいなら、もっと自分をさらけ出そう。君がさらけ出すことで、面接官はもっともっと君に近づいて来るのだから。
※次のページで、ネガティブな思い込みシンドロームの処方箋をゲットしよう!
※参考記事も読んでね!
「面接を盛り上げるコツ『おまけ』」
「コミュニケーション力を確認する『フツーの会話攻撃』」
※その他、好奇心を全開にすること、アイデアは無限にあること、仮定の問いかけをすることなど。『コミュニケーション集中治療室』にはまだまだ載ってるよ。
「面接を盛り上げるコツ『おまけ』」
「コミュニケーション力を確認する『フツーの会話攻撃』」
※その他、好奇心を全開にすること、アイデアは無限にあること、仮定の問いかけをすることなど。『コミュニケーション集中治療室』にはまだまだ載ってるよ。