必ずグループに一人はいる、
魅力的な微笑みで心を癒してくれる、
とても話しかけやすい人
面接官がチェックする「3つの力」のひとつの「愛嬌力」とは、柔和な表情や茶目っ気のある笑顔で人を惹きつける力。『仕事のための12の基礎力』の中で、大久保さんが20代に是非身につけよと教えてくれた。さて今回はこの「愛嬌力」を面接官に伝えるにはどうしたらいいのか?そして身につけるにはどうすればいいのか?を一緒に考えてみよう。(写真提供:FotoStyles)
まず「愛嬌力」とは何かを確認しよう。「愛嬌」を言葉にするのは難しいけど、こんな人かな。
「第一印象からすでに優しい感じがして、話すと魅力的な微笑みを返してくれて心をつかむ。寂しい時会いたくなる。待ち時間や手持ち無沙汰の時に、まず話そうと思う、そんな人」
さあ、思い浮かべみよう。ゼミでもバイトでもサークルでもいい。高校時代の同級生でもいい。ほら、いるでしょ、一人。大体1グループに一人いるんですよね、この力を持つ人が。さて、この「愛嬌力」の源泉は一体何なのだろう。もちろん「柔和な表情」は必然だが、それだけで「茶目っ気」は発揮できない。「茶目っ気」の源泉は一体何だ?
大久保さんは「愛嬌力」を持つ人は「挨拶の達人」だと指摘する。この「挨拶」こそ、面接官に「愛嬌力」を伝える術であり、日々「愛嬌力」を鍛える術であることを、今回伝えたいと思う。
「挨拶?堅苦しい道徳のお話?何だか嫌だなあ」
そう思うなかれ。挨拶一つで、あなたの第一印象(つまり第一次面接の合否)が決まるし、最終面接でどっちを取るか悩んだ時の決め手が挨拶だったりすることもあるのだから。
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