企業は、学生の企画・アイデアに何も期待していない。しかし…!

断言しよう。企業は、学生の企画・アイデアに何も期待してはいない。
例えばグループディスカッションで
「テレビCMを考えよ」
「店舗での新サービスを考えよ」
「女性向け新商品を考えよ」
などの課題を与えられたとしよう。果たして企業はその発表内容に期待しているだろうか。何も期待していない。なぜなら実務経験も無く、商品知識も無い学生が数十分議論した企画が使えるわけはないからだ。
じゃあ、なぜアイデアを考えさせるグループディスカッションをさせるのか? それは面接官は発表内容ではなく、そのプロセスに垣間見える「人柄(コミュニケーション力)」を評価しているから。
同じように、もし自己PR欄に「オリジナル企画・アイデア」を書くなら、その企画・アイデア自体ではなく、その着想に至った視点やプロセスを通して、あなたの魅力を伝えなくてはいけない。違う言い方をすれば、今現在の企画・アイデアではなくて、将来の君が素晴らしい企画・アイデアを思いつくかもしれない「可能性」を伝えなくてはいけないのです。
では、次のページで『起業・企画・営業・雑談のネタは日常の諦めている不便利から』(著:田口元)を参考に、あなたの可能性を自己PR欄で伝える技を身につけよう!
※次のページで、「会社の人が諦めていること」を考察する。