「論理」という橋を架ける(論点の一致)
よくある自己PRの例です。
「学園祭実行委員会で会長を務め、リーダーシップを身につけることができました」
「ゼミで景観論に取り組み、地域活性化における景観の影響の知識には誰にも負けません」
「コーヒーショップでアルバイトをし、美味しいコーヒーを作る技に自信があります」
まず「論点」の考察。「論点」は当然「内定をください」ですが、果たして企業が欲しい人材は「リーダーシップ」「景観に関する知識」「美味しいコーヒーを作る力」でしょうか。
例えば、その会社に「リーダーシップ」は必要ですか? いきなり店長候補の業種なら必要かもしれませんが、企業がその経験を重視しなくては意味を持ちません。
例えば、その会社に「景観に関する知識」は必要ですか? 地方公共団体やゼネコンなら少しは役立ちそうですが、企業がその知識を重視しなくては意味を持ちません。
例えば、その会社に「美味しいコーヒーを作る力」は必要ですか? スターバックスなどコーヒーチェーンなら即採用かも知れませんが、普通の企業では意味を持ちません。
よって、「あなたが訴求すること」と「企業が求めること」が一致しているか、つまり「論点」、分かりやすく書けば「内定を出すに値することをPRしているか」をまず確認する必要があるのです。
「論点がずれていたら伝わらない」
さて、あなたの自己PRの「論点」、ずれてませんか?
※次のページは、「論理」という橋を架ける(明確な論拠)!