「フィージビリティ・スタディ」で面接を突破する!
面接は誰しも緊張するものです。過度に緊張したら、いくら素晴らしい自己PRを考えても、伝わらないし、通るわけなんてない。よって面接における最大の敵は「面接官」ではなく、「自分」なのです。その「びびっている自分」に対峙するためにも、以下の「フィージビリティ・スタディ」を必ず実行してください。少なくとも「緊張が緩和される」ことに、かなりのメリットがあるのですから。
- 店舗・会社訪問
店舗訪問をせずに面接に挑む行為は、代表作も観ずに映画監督にインタビューする記者と同じ。感想を言えなければ必ず落ちます。ベストは全店舗制覇。数だけでもライバルに差をつけることで、自信が出ますし、的確なコメントも言えるようになります。そして熱意も確実に伝わるのです。
- 先輩訪問
先輩は「面接を突破した人」です。つまり「面接突破のコツ」を知っています。また、先輩の前で自己PRを披露し、評価をしてもらうこともできます。答えが転がっているのに拾わないなんて、あり得ない。
- 志望業界・会社の関連書籍や新聞雑誌記事
会社HPはもちろん、ニュースサイト、そして広告も必ずチェックしてください。面接官も「CMの感想を教えてください」と聞く可能性があります。「観たことありません」では、熱意とセンスを疑われます。
- 場慣れ
面接は「飛び込み営業」と同じ。今から営業に行って来いといわれて、売る自信のある人はいますか?いきなり売れるわけはありません。よって、同業界で第二志望以下の面接を数こなしておくことが基本になるのです。数をこなさずして、面接の雰囲気に慣れることも、自己PRのコツを手に入れることもできません。就職部の先生や友人と面接の練習を繰り返すことも必須です。
- ネットワーキング
「第一志望はA社です!」「もうすぐ面接です!」と志望会社の社員以外にもPRして下さい。まず、自己PRに説得力があるかをチェックしてもらえます。志望会社のまだ会っていない社員を紹介してくれるかもしれません。「店舗訪問」でも店員と話すことで人脈が生まれます。「先輩訪問」でも先輩に他部署の同僚を紹介してもらうことで新たな人脈を創ることができます。セミナーや面接で隣り合った学生も貴重な人脈です。結果、あなたの熱意が、誰かを経由して、志望会社の人事の耳に入るかもしれません。あなたに有意な情報をくれるかもしれません。
- 場作り
グループ面接の待合室でもやることはある。「他の学生と仲良くなっておくこと」だ。本番で自分の発言にうなづいてもらえたほうが、説得力が出るからだ。
※ネットワーキング(Networking):人脈を通して就職活動をすること。情報収集以外にも、面接やグループディスカッションの練習、自己PRの添削に重要。一人ではできないことなのですから。
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