就職活動の5つのプロセスを再確認しよう！
「就職活動って何？」で説明しましたが、就職活動を「キャリア・プランニング・プロセス」と位置付ると、以下の5段階のプロセスになります。
【就職活動の5つのプロセス】
- OPPORTUNITY：機会創造「自ら機会を創り出しキャリアの手掛かりを蓄えること」
- SELF：自己分析「自分自身についての情報を集めること」
- OPTION：選択肢収集「職業の可能性に関する情報を集めること」
- MATCH：意思決定「最も自分に合う仕事や会社の選択肢を選ぶこと」
- ACTION：行動「選択した職業に就くための具体的な行動をすること」
ここでまず約束して欲しいことがあります。
「ちゃんとこの順番で就職活動すること」
分かりやすく説明しましょう。
例えば、「OPPORTUNITY」をせずに、いきなり「SELF」したらどうなるだろう。自己分析とは自分の過去の経験やスキルの棚卸。なのに何も出てこないことになる。ネタが無いのに自己PRは作れない。それ以上に、「やりたいこと」がみつかるわけは無い。
例えば、「SELF」をせずに、いきなり「ACTION」したらどうなるだろう。面接で面接官に「あなたは何ができますか？」「あなたは何がしたいですか？」と聞かれて、何も言えず玉砕です。
例えば、「OPTION」をせずに、いきなり「ACTION」したらどうなるでしょう。気がついたら入りたい会社のエントリーがすでに締め切られていたり、とりあえず内定が取れても「もっといい会社があるかも！」と不安になったりして、かなり辛い。
例えば、「MATCH」をせずに、いきなり「ACTION」したらどうなるでしょう。面接で面接官に「なぜ弊社が第一志望なのですか？」と聞かれても言葉に詰まるだけ。面接官に熱意が伝わるわけありません。「何となく」面接に来た学生なんか、人事は欲しくない。
医王寺名誉住職、宇喜多元洞さんは語ります。
「ものにはすべて順序というものがある。手順よくやらなければおいしい料理も食べられないし、効能書きをよく読んでから薬を飲むのと、薬を飲んでから、はじめて効能書きを読むのとでは、効きめもまたおのずから違ってくるものなのだ」（嵯峨御所 大本山大覚寺 OFFICIAL HOMEPAGE／法話）
就職活動も然り。この5つのプロセスを無視して活動をしても、非常に効率が悪く、時間を浪費し、自信もなくなり、辛い思いをすることになるのです。意味のある寄り道もあれば、勿体無い寄り道もある。意味のある寄り道をするためにも、「ちゃんとこの順番で就職活動すること」が大切なのです。
というわけで、「就活の5つのプロセス」をまず理解してね！
※次のページで、「何をやりたいのか」を「Google」で考える
