「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
タイトルのこの言葉はリクルートの創業者、江副浩正さんの言葉です。今でも、この言葉を大切にしているリクルート社員は多い。英訳は友達に頼みました。「“内”よりも“外”に生きよう。そうすることで新しい、未知の、私にふさわしくない力が得られるかもしれない。」
(開高健『開高健全集22』「頁の背後」より)
この言葉も同じ意味を持っている。私の大好きな言葉です。
1999年、スタンフォード大学の心理学者クランボルツは、「計画された偶発性」という理論を発表しました。
「個人のキャリアは、偶然に起こる予期せぬ出来事によって決定されている」「その偶発的な出来事は、主体性や努力によって意図的に生み出すことができる」「その活動によって、キャリアを創造する機会を生み出すことができる」
ちょっと難しいかな。噛み砕いて説明すると、
- 今まで、自分から積極的にチャレンジして得た、自分にとって好ましい機会があったはず!探してみて!
- 好奇心や努力こそ、「学ぶこと」「探し求めること」の新たな機会を得る力なのだ!
- 逆に言えば、好ましい機会を得るためには、具体的に行動しなくてはいけないんだ!
リクルートだって、『B-ing』や『リクナビ』『ゼクシィ』最近では『Hot Pepper』など、今まで無い市場を開拓してきた。開高健も、ベトナム戦争をルポしたり、モンゴルで1ヶ月かけて1匹の幻の魚イトウを釣り上げたり、絶えず新鮮な機会を追い求めてきた。
でも、何も起業や冒険を、みなさんに示唆しているのではないよ。
もっと簡単な努力で、みなさんにとって「好ましい機会」を得られることを、伝えたいのです。
※次のページで、もっと簡単な「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変える」努力を考えよう!