大学生の就職活動/就職活動での自己分析

インターンシップで確実に成長する秘訣 3(3ページ目)

「目標設定→実行→評価→言語化」このスキームでインターンシップに取り組めば、自らの基礎力を成長させ、獲得した知識・スキルは十分就職活動にも学業にも活用できる。

執筆者:見舘 好隆

【まとめ】「目標設定→実行→評価→言語化」のスキームの重要性

まとめる
「成長したな!」と思ったプロセスを将来に記録しておこう。ブログにアップするのもいい。PDCAサイクルを意識して書くことがポイントである。
【終了後編】も含めて、全編をまとめてみる。

【準備編】
<外的キャリア>
1.インターンシップ先をざっくり下調べをする。
2.「獲得したい知識やスキル」を目標設定しておく。

<内的キャリア>
1.今の自分の基礎力レベルを把握する。
2.成長させる基礎力を選ぶ。
3.その目標レベルとアクションプランを決める。

【実践編】
<外的キャリア>
1.未知の世界をより理解する。
2.社員にどんどん質問する。

<内的キャリア>
1.レベルアップさせたい基礎力をゲットするためのアクションプランを実施する。
2.レベルアップさせたい基礎力を講師に伝えて協力を仰ぐ。

【終了後編】
<外的キャリア>
1.知りえた世界を言語化する。
2.その知識やスキルを大学の授業や研究に生かす。

<内的キャリア>
1.基礎力を成長させたプロセスを言語化する。
2.PDCAサイクルを意識して言語化する。

以上のスキームは集約すると、

「目標設定→実行→評価→言語化」

そう、PDCAサイクルである。このスキームでインターンシップに取り組めば、自らの基礎力を成長させ、獲得した知識・スキルは十分就職活動にも学業にも活用できる。一つ一つがPDCAサイクルの積み重ねであり、全体の構成もPDCAサイクルなのである。

もう気が付いた人もいると思うが、以上の作業は別にインターンシップに限ったことではない。授業はもちろん、サークルでも、アルバイトでも、友達との旅行でも、読書でも、映画鑑賞でも、いつもで何でも使えるスキームだ。

そしてこの作業を日々行っている人と、ただ毎日“ノンベンダラリン”と過ごしている人では、凄まじい差が生まれることはいうまでもない。


就職活動が始まる3年生の冬に「自己PR書けなーい!」と大騒ぎする前に、
インターンシップはもちろん、日常一つ一つのアクションを、大切に過ごして欲しい。





※もし興味があればトライして欲しいのが、「日刊○○新聞」だ。○○にはあなたの名前を書いて欲しい。
ノートとペンを枕元に置いて、寝る前に1行だけ「今日学んだこと」を書くだけだ。参考までに私の例を書く。
  • 8/1 ラーメン二郎で「麺少なめ」というフレーズを知った。
  • 8/2 「一筆箋」は資料を送る時、一言添えるのに便利だ。
  • 8/3 杉浦日向子『ごくらくちんみ』は面白いらしい。
  • 8/4 奄美ばしゃ山村のスタッフはとてもフレンドリー
  • 8/5 断食道場にいつかいくぞ!
  • 8/6 T-FALの電気ケトルは一瞬で沸く。
一日うっかり忘れたら、次の日に2本書けばいい。ただポイントは続けること。言語化の訓練になり、毎日もこんなに気付きがあるんだと思えて楽しくなるぞ。メモしなければ、忘れていた宝物をこっそり貯める感覚だ。

※記事「インターンシップで確実に成長する秘訣 (1)」はこちら!
※記事「インターンシップで確実に成長する秘訣 (2)」はこちら!




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