大学生の就職活動/就職活動での自己分析

就活での自己分析なんか、もうしない(4ページ目)

「人前で話すのが苦手だから一般事務」など、追い詰められて就職活動に迷った時、「自己分析」を辞めてみよう。「アドバイス」も忘れてみよう。「考えてから行動する」ではなく「行動してから考える」ようにしよう!

執筆者:見舘 好隆

意味無く挑戦することを辞めて、挑戦してことを意味づけてみる!

同じところに留まるより、試して前に進むほうがいい。でもいつもはうまくいかない。試すんだから、はずれても仕方ない。

でもその「ハズレ」「失敗」をそのままにしてしまうケースがよくある。記事「己を知れば百戦あやうからず」でも記したが、失敗は忘れるか、受け止めるかしかない。忘れるのもいいが、強くなれるのはその事実に対峙して「受け止めた」方だ。この考え方をイバーラ教授は「意味を与える」という言葉で以下のように表現している。

「『意味を与える』は、変化のキッカケを自分で作り出すことをいう。人生の重大な出来事や日々のありふれた出来事に特別の意味を付加し、自分がどのような人間になりつつあるのかというストーリーをつむぎ出すのである。」(出典:『計画しても“第二のキャリア”は成功しない』ハーミニア・イバーラ)

「自己分析は『希望の轍』」でも記したが、目標到達には必ず「軌道修正」が必要だということと同じだ。

「なんだ、やりたい仕事はこの仕事じゃないな!」
「なるほど、この業界の先入観、変更しよう!」
「ふーん、求人広告とここまでイメージと違う会社もあるんだ!」

など、ハズレも失敗も、「後付け・意味付け」を積み重ねれば、答えは見えてくる。この「後付け・意味付け」された「節目での選択」が、志望会社や仕事を意思決定する「根拠」になり、就職活動における「糧」になるのだ。この考え方に慣れてくると、大学時代の失敗経験さえも意味付けできて、今の自分を肯定できる。自己PRのネタにできる。それが自信に変わってくるのだ。

「事務系しかない」など、根拠も無く決めつけるのはよくない。

いろいろ試行錯誤を繰り返し紡いだ上での「事務系しかない」という答でなければ、面接官にも、そして自分に対しても、説得力のある答えにならないのだ。

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以上、「自己分析」を辞めてみよう。
今までもらった「アドバイス」も一旦捨ててみよう。
先入観を全て捨ててみよう。

「考えてから行動する」のではなく、
「行動してから考える」ことを、試してみよう。




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