就職サイトだけじゃ、勝ち目は薄い!
なぜ就職サイトは最も成功率が低いのでしょうか?一緒に考えてみましょう。
例えば、就職情報サイトの最大手リクナビの場合、登録・利用者は約55万人(2002年度データ)。その他の就職サイトも多くの大学生が登録しています。つまりほとんどの就職活動する大学生が就職サイトに登録・利用しているのです。それほど就職サイトは、有用な就職活動ツールなのです。
でも、その素晴らしさが原因で、以下の現象を起こしてしまっているような気がするのです。
- 就職サイト掲載企業の競争率激化
- 就職サイトだけで就職活動をしてしまう(他の手法を併用しない)
- 就職サイトだけの情報で会社研究してしまう(同上)
- 就職サイトだけの情報で会社を選んでしまう(同上)
例えば、今まで落ち着いて食事できた店が、ある日テレビで紹介されて一気にお客様が増えてしまって、並ばないと入れなくなることってありますよね。魚釣りの穴場でも有名になって釣り人が増えすぎれば、魚は減り釣り場は荒れてしまいます。同じように「この会社はいい!」と思っても、他の大勢の学生もそう思って受験すれば競争率は上がり、面接に辿り付くのは至難の業になります。「この情報は参考になる!」と思っても、他の大勢の学生が参考にして面接で真似をすれば、その情報の有効性は下がってしまうのです。
就職サイトは、簡単に会社や仕事を検索できるし、スケジュール管理もしてくれます。そして24時間いつでもエントリーできて、ハガキも買わず、丁寧な文字を書く努力も要らず、切手代も要りません。おまけに就職活動に役立つ素晴らしいアドバイスをしてくれる、とても便利な就職活動ツール。
でも、素晴らしすぎるからこそ、頼れば頼れるほど、「他の学生と同じ」になってしまうのです。
「競争率の高い会社を」「誰もが知っている情報だけで」「誰もが使う方法で受験する」。これではいい結果は見込めないことは明白。もちろん全く活用しない手は無いのですが、「勝ち目の薄い戦い」だけに挑んじゃいけない。
だからこそ、「自分だけの、自分の力だけでする方法」も、必ず併用しなくてはいけないのです。
※次のページで成功率が高い就職活動を紐解こう!