大学生の就職活動/就職活動での内定から入社まで

上手な内定辞退理由の伝え方(2ページ目)

内定を辞退するとき、理由は述べるべきだろうか? そしてどこまで詳しく述べるべきだろうか? それは「相手が気持ちよく辞退を受け入れる」ことを最優先に考えれば簡単だ。

執筆者:見舘 好隆

人事の気持ちになって考えることを試みよ!

【1.内定辞退の基本】
まず内定辞退の基本を確認しよう。この場合、返事の期限内ですのでたいした問題ではありませんが、内定を辞退することは少なくとも人事はがっかりしますので、誠意を込めることが大前提です。

間違っても、「メールで」 「手紙だけで」なんてことはしないで下さい。ここは一刻も早く「電話で辞退すること」が基本になります。同時に手紙もその日中に送っておきましょう。

今まで返事を待ってくれた人事担当者に直接口頭で伝えてください。その担当者が不在の場合は、いつお戻りかを確認した上で再度電話してください。出張か何かでその日に戻らない場合は、別の担当者に伝え、後日その担当者に電話するのが良いでしょう。

理由はわかるよね。一刻も早くするのは、少しでも人事に与える迷惑を小さくするためです。補欠状態の学生がもしいたらなおさらです。

そして担当の人事にこだわるのは、少なくとも迷惑をかけた人に気持ちを伝えたいから。逆の立場になって考えればわかるでしょう。入社して欲しかった学生が辞退するのです。それを別の担当者の伝言メモだけで知らされるのと、本人から辞退を告げられるのと、どちらがスッキリしますか?

もし担当者の人事が納得してくれなければ、会社に伺って辞退することになりますが、まあ、期限内なら伺うまで事はこじれないでしょう。しかし、「相手が気持ちよく辞退を受け入れる」ことがここでは最優先です。できるだけ担当者に「仕方ないね」「B社で頑張ってね」と言ってもらえる努力をすることが肝要。会社に伺って、お世話になった人事担当者の気が晴れるなら、伺っても構わない気概は持ってくださいね。

※内定辞退の基本は、「内定辞退の覚悟と誠意」で確認してね!

※次のページで、内定辞退の理由を考察しよう。
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