大学生の就職活動/就職活動での自己分析

就活生の自己分析は『希望の轍(わだち)』(2ページ目)

「自己分析」は過去の節目を意味づけること。「思い出」は遠く離れていくけど、意味づけできれば「轍」として見える。振り返れば「轍」があるから、自分の夢へと続く道の存在を信じることができる。

執筆者:見舘 好隆

過去の「節目」における「選択パターン」を掴もう

なぜ、自分の足跡・轍が、希望に繋がるのか。
過去を振り返る「自己分析」が、なぜキャリアプラン・就職活動に必要なのか。

「轍」についてのヒントが『働くひとのためのキャリア・デザイン』(著:金井壽宏)の中にありました。

「振り返れば、轍が残っている。その轍になんらかのパターンが見出される。たとえば、いつも開拓地に向かっていたな、とか。そういえば、迷ったときはいつも北に向かっていたな、とか。振り返るのは、過去を懐かしがるだけでなく、将来を展望することにもなり、旅全体を意味づけることにもなる」

そして金井さんはこう繋げています。

「たった一回限りの仕事生活における節目での選択の流れがキャリアにほかならない」

そう、過去の「節目(つまり、“トランジション”)」における、選択(つまり、意思決定)の流れ・パターンが、「自己分析」のポイントなのです。

ちょっと難しいかな?

では、私の「轍」を例に、説明してみましょう。

※次のページで、「後付け」が「自己分析」だということを学ぼう!
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