雇用の不安はこうして解消

今回のような大規模な派遣切りに限らず、「長期雇用」と言われていたとしても、事業の縮小やプロジェクトの終了などを理由に契約更新にならないなどの予期せぬ事態が起こることもあります。実際ガイドの身近にも、2008年末にオフィスで働いていた派遣社員が事業部の仕事量の減少を理由に次の契約更新が行われなかったケースがありました。

このようなケースでは、現在の仕事を紹介している派遣会社が次の派遣先を紹介する策を取る努力をしなければならないことになっています。次の仕事を紹介してもらい、すぐに決定すればよいのですが、実際には思うように決まらないこともあります。

そのために、複数の派遣会社に登録しておくことや派遣会社が変わっても提示できる資格などのスキルや経験を身につけることをお勧めします。

もうすでに複数の派遣会社に登録している人は多くいるかもしれませんね。同じ仕事の案件を数社が持っている場合もありますが、やはり派遣会社によって強い分野もあれば、業界もあり、仕事の案件もそれぞれです。やみくもに登録するのも大変ですので、それぞれの希望に合いそうな会社に数社登録しておくことをお勧めします。実際に複数社に登録している派遣社員の意見を聞いてみました。

■日系企業で働くAさん(貿易事務)
「1社のみに登録していましたが、仕事を変わるにあたってもう1社登録しました。次の仕事は、休日を利用して新しく登録した派遣先から紹介してもらいました。仕事の間をあけたくなかったので、結果的に登録してよかったです」

■日系企業で働くNさん(一般事務)
「初めは1社のみに登録していました。1度目に変わった時は同じ会社から紹介してもらいましたが、2度目に派遣先を変えようと思った時、休日を利用してさらに2社に登録しに行きました。紹介してもらえる仕事の幅が広がり、結局新しく登録した派遣会社から紹介してもらった仕事に決めました」

気をつけたいのは、1つの派遣会社で紹介された派遣先での評価がどんなに高くても、残念ながら派遣会社が変わってしまえばその実績は一から作り上げなければなりません。

新しい派遣会社の人が見ても評価しやすい「簿記○級」「TOEIC○点」などといった資格証明できるスキルや「エクセルでのデータ管理経験○ヶ月、使用関数○○」「社内経理を担当○年」「輸出入の一連の業務経験○年」など具体的な経験を提示することによって、次の派遣会社からの紹介件数が増える可能性は広がります。以前から登録していた会社に、再度仕事の紹介依頼をする際には、どんなスキルや経験上がったのかを連絡することを忘れないようにしましょう。

今回はデメリットに注目してお話ししました。派遣のメリットは過去に派遣で働く メリット・デメリットでも紹介していますが、デメリットともうまく付き合って、少しでも不安を減らして上手に派遣ライフを過ごせるようにしたいですね。


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