企業も自分も“お試し期間”で確認
派遣社員での就業期間中に合うかどうかを見極め、納得のいく選択がでることが、直ぐに直接雇用になる場合と異なる大きなメリットです。同様に、企業からも同じ考えで見られていることを心に留めておきましょう。
■メリット
- 派遣就業中は、今後直接雇用で働けそうかどうかを確認する「お試し期間」になる
- 仕事内容が希望に合っているかどうか、働き方が合っているかどうかが確認できる
- 会社や部署等の雰囲気が肌に合うかどうか、実際に確認できる
- スキルなどの自己アピールができる
■デメリット
- あくまでも直接雇用の「予定」であり、「確定」ではないことを心に留めておく必要がある
派遣期間中はよかったけど、正社員になったら急に会社の態度が変わってしまった…なんてことにならないように、正社員になったつもりで仕事をすることをオススメします。その企業で直接雇用されることが自分にとって最適の選択なのか、しっかり見極めることも重要なポイントです。「とにかく正社員になりたい」という気持ちばかりが先行し、本当は納得いかない事に目をつぶってしまうと、採用後に不満がでてきてしまうかもしれませんよね。時間や業務内容についてある程度の希望が許容される派遣社員とは異なり、直接雇用になれば融通がききにくくなることが予想されます。実際の正社員の方々の仕事ぶりを「明日は我が身」的視点から見たり、直接話を聞いておけば、「こんなはずではなかったのに…」という状況は避けられそうですね。
では、次のページで「派遣契約終了時」のメリット・デメリットについてみてみましょう。