そんな時の求職活動の方法の一つに、派遣会社の「紹介予定派遣」という制度があります。一定の派遣期間後に直接雇用になることを前提とする点が、一般的な派遣とは異なります。
今回は、「仕事探し」「就業中」「派遣期間終了時」に分けて、紹介予定派遣のメリット、デメリットについて確認し、この制度がどれくらい頼りになるのかをお話します。
■紹介予定派遣って?
■求人情報さがしに手間はかからない?
■企業も自分も“お試し期間”で確認
■正社員になれない場合もあるの?
■で、結局頼りになるの?
紹介予定派遣を考える時、そのメリット・デメリットは抑えておきたいところ |
紹介予定派遣って?
紹介予定派遣が通常の派遣と大きく異なるのは、派遣先企業で派遣スタッフとして一定期間働いた後に、その企業での直接雇用を前提に紹介してもらう点です。派遣で働く期間は契約ごとに異なりますので事前に確認する必要がありますが、一般的には2~3ヶ月、最長で6ヶ月程度です。その後、派遣先企業の担当者と面接等を行い、双方の合意によって直接雇用が決まります。
以前に比べて紹介予定派遣の募集も増えてきています。例えば、東京都の中小企業に対する調査では、平成17年3月の結果では実際の採用実績も平成14年度の結果と比較して10.1ポイント増加し54.5%となっています。(平成18年度中小企業等労働条件実態調査「派遣労働に関する実態調査」結果について 東京都 産業労働局)
チャンスが少しずつ増えてきそうで、期待がふくらみますよね。
では、次のページで「仕事探し」時点でのメリット・デメリットについてみてみましょう。