「聞いていた話と違う!」とならないための就業前のチェック
就業条件明細書をチェックして思わぬトラブルとならないよう自分を守りましょう |
各項目についてさらに詳細が書いてありますが、就業前に特に気をつけたいチェックポイントは次のとおりです。仕事が始まってから「聞いていた話と違う!」となることを防ぎます。
■派遣先
就業先の名称 紹介された企業と同じですか?(二重派遣の防止)
就業場所 紹介された場所と同じですか?(二重派遣の防止)
■派遣条件
業務内容 紹介された業務内容と同じですか?
派遣期間 年月日に相違はありませんか?
就業時間 時間に相違はありませんか? 時間外労働(残業)の有無に相違ありませんか?
記載例:09:00~17:00 休憩1時間00分 時間外労働有 法廷時間外労働は1日6時間、1ヶ月45時間、1年360時間の範囲とする
就業曜日 曜日に相違はありませんか?
記載例:月火水木金
休日 休日は何に準じるか記載されていますか?休日労働の有無について相違はありませんか?
記載例:派遣先の休日に準じる 法廷休日含む休日労働有
福利厚生 保険等の措置について記載されていますか?
賃金 時給単価は聞いていた単価と相違ありませんか?
記載例:時給単価 1600円
賃金支払い方法 支払い方法は聞いていた方法と相違ありませんか?
記載例:原則15日閉め当月末日払・月末締め翌月16日払
但し16日・月末が土日祝日に重なった場合は前後する。
■派遣元
住所 派遣会社の情報を再確認しましょう
電話番号 派遣会社の情報を再確認しましょう
許可番号 派遣業務を行う企業は「一般労働者派遣事業者」もしくは「特定労働者派遣事業者」として厚生労働省に申請し、許可番号が付与されています。番号は記載されていますか?(人材派遣を取り扱うことのできる派遣会社かどうかを確認しましょう)
■雇用契約更新の有無
派遣期間終了時の契約の更新の有無を確認しましょう(長期的な仕事を希望する場合、「有」になっているかどうか)
■派遣スタッフ名
氏名に相違がないか確認しましょう(二重派遣の防止)
万が一、紹介された条件や派遣会社の許可番号の記載等に相違がある場合は、派遣会社の担当者に連絡し、修正、再発行を依頼しましょう。後になってから、「話が違う!」とならないよう、自分の身は自分で守るため、しっかりチェックすることをおすすめします。
では次のページで就業がはじまってから、万一トラブルが発生してしまった際に見直したい就業条件明細書のポイントを確認しましょう。