130万人という派遣社員総数から考えると、もしかすると実際にはもっと少ないかもしれません。ただ、多くの人が経験アリという派遣社員と正社員の恋愛、ハッピーエンドならめでたしめでたし。その一方で、トラブルに発展してしまう場合もあるようです。
今回は、ガイドが耳にしたウワサ話を元に、派遣先での恋愛トラブルとそれを防ぐヒントをご紹介します。
■社内のウワサで同僚が出社拒否!?
■取引先からのアプローチで白い目に
■上司の公私混同恋愛トラブル
社内恋愛、思わぬトラブルに巻き込まれないためには? |
社内のウワサで同僚が出社拒否!?
医療機器メーカーで派遣社員として働くミナヨさん。働き始めてから今月で丸二年になります。いつも通り出社してメールチェックをしていると、見慣れないアドレスからメールが。開いてみると、差出人は人事部の社員からで、『本日11:30に人事部タニザキのところまでご足労頂けないでしょうか』というもの。「派遣社員だから、人事部なんて関係ないのになぁ」と思いながらも、時間通りに人事部へ行くと、隣の会議室に案内されました。
会議室には、隣の課のマナベ課長がうつむいて座っていました。
ミナヨさんは目の前が真っ暗に。。。
(ばれたんだ…)
実は、ミナヨさんは半年ほど前からマナベ課長と恋愛関係にありました。部全体で行われた新年会の帰り、同じ方向ということもあって一緒に帰ったマナベ課長。既婚者でしたが、その時に「美味しい物をご馳走するから、二人で食事に」と誘われ、気軽な気持ちで受けてしまったのです。最初はご飯くらいなら、と思っていたミナヨさん。マナベ課長は想像以上に魅力的な男性で、少しずつ魅かれて、時々二人きりで出かけるよう。会社で一緒に仕事をすることもない二人なので、周囲に気づかれることはないだろうと思っていました。
ところが、です。人事部に呼び出されたミナヨさんは、突然次の契約更新の打ち切りを言い渡されました。また、マナベ課長も地方支店への転勤が決定しました。
数日後、ミナヨさんは周りの人がヒソヒソとミナヨさんのうわさをしているのを耳にしてしまいました。ミナヨさんは、あまりのショックに次の契約期間終了まであと1ヶ月あったにもかかわらず、会社に行くのが嫌になってしまいました。そして、事情が事情だけに派遣会社にも相談できず、急に体調が悪くなったことにして休みをもらうことにしました。
その後、マナベ課長と連絡は取っていないので、どうなったかわかりません。当然、派遣先から派遣会社へは、契約更新をしない旨の報告がされ、ミナヨさんは登録していた派遣会社から仕事は紹介してもらえなくなってしまいました。
■派遣先の既婚社員との恋愛トラブルを未然に防ぐヒント
せっかく2年も仕事を続けてきたのに、トラブルに巻き込まれてしまったミナヨさん。この場合、最初に誘ってきたマナベ課長にも責任はありますが、受けてしまったミナヨさんにも責任があります。会社であれば、既婚、未婚ははっきりわかるはず。やはり、既婚者からのお誘いは丁重にお断りすれば、思わぬトラブルに巻き込まれることもないはず。
しかし、仕事がらみで断りきれずにトラブルに巻き込まれたケースもあります。