仕事探しの前に部屋探しを
新しい住所が未定の場合は派遣会社から仕事の紹介されにくいため、現在の仕事をしている間に、部屋探しを済ませるなど、住所が確定してから仕事探しをすることがポイントです。一人暮らしをはじめるにはまず部屋を借りなくてはなりませんが敷金・礼金、引越し費用や生活に必要なものをそろえるための初期費用などで60万~70万くらいはかかってしまいます。また、金銭面に余裕があっても、仕事をしていない状況では、部屋を借りることすら困難な場合もあります。ただし、不動産会社によっては契約時に5万円程度を支払い、保証人がいなくても賃貸契約が可能になる制度もあります。
住むエリアを決める際、実際に行動を起こす前の十分な下調べは必要です。
家賃が低ければ通勤が1時間以上でも良いのか、そうすると交通費はどのくらい増えるのかを考えて見ましょう。派遣社員は通勤の交通費が支給されないことがほとんどです。また、土日によく出かけるエリアを視野に入れ、定期券でそのエリアに行けると、全体の交通費も抑えられますよね。
エリアの検討材料として、家賃、通勤費用、土日の交通費、通勤時間による疲労などが上げられます。電車に1時間乗るのか15分乗るのか、一人暮らしだからこそ自分で選択できるというメリットがあります。
デメリットには、住むところを決めないと仕事が紹介されにくいけれど、決めてしまった後に、「仕事を紹介されたら通いにくかった」ということがあります。そのことも視野に入れつつ、ある程度アクセスのよさそうな場所を探してみるのもよさそうですね。ただし、家賃と相談ということになります。
実際に派遣で一人暮らしを始めた感想は?
「地元企業で正社員として仕事をしているよりも、首都圏に来て金銭的な余裕ができた」(M.A さん 関西地方出身)「実家に帰るときの旅費が高いのでなかなか帰れない」(N.K さん 北海道出身)
「月々の出費は決まっているのに、月によって収入が違うからやりくり上手になった」(Y.Mさん 中部地方出身)
「地元で探しても見つからない仕事が経験できて、休みの日も地元では経験できないことができて充実した毎日だけど、物価は高いからお金は想像以上に貯めにくい」(N.H さん 北陸地方出身)
「また派遣契約の更新時期になると、生活がかかっているので少し不安になる一方で残業の多い月は、残業がつかない正社員より多く収入があるので頑張りがいがある」(N.H さん 北陸地方出身)
ガイドが聞いた、実際に一人暮らしを始めた派遣社員の人たちの意見です。
ガイドの私も、派遣で仕事をしながら東京で一人暮らしをはじめた一人です。もちろん、思うようにいかないこともありましたが、やりたいこともできて、世界も広がって、結果的には正しい選択だったと思っています。(上記の N.Hさんは私です。派遣先と仕事内容によって変わったので、2つに分けています。)
メリットもデメリットもありますが、「やってみたい仕事をあきらめたくない」と考えて、一人暮らしで派遣生活を始めたいと考える場合のお役立ちサイトを最後にいくつかご紹介しておきますね。
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■参考情報
総務省 家計調査
一人暮らし応援サイト 東京家賃相場
手取り収入額を時給を入れるだけで自動計算してくれる便利なツール、グッドジョブ株式会社
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