「実家暮らしだけど、自立したい」「仕事の数や職種が多いとか、やりたい仕事があるから東京に行こう」など、派遣での一人暮らしを考えたことはありますか。

正社員との賃金格差があるといわれる派遣社員、「派遣で一人暮らしってやっていけるのかどうか不安」と感じる人は少なくないのでは?企業が賃金アップに応えてくれないため、派遣社員が生活を切り詰めて暮らしている姿がメディアで取り上げられています。それを見て、やっていけるのかなぁと、生活レベルに対する不安を持っていて、派遣で一人暮らしを始めたいけれど、なかなか踏み出せない人もいるかもしれませんね。

では実際に、東京での「派遣で一人暮らし」は可能かどうかについて見てみましょう。


■一番気になる金銭面
あきらめないためのヒント
仕事探しの前に部屋探しを
実際に一人暮らしを始めた感想は?


一番気になる金銭面

一人暮らし
派遣で一人暮らしをはじめる前に知っておきたいポイントを経験からお話します
なんといっても気になるのは収支バランスですよね。さっそく具体的な数字を元にシュミレーションしてみましょう。

収入は基本的に派遣の給与のみとすると、例えば東京23区での一般事務の平均時給は1,560円。1日7.5時間、月に20日働くとすると、

1,560×7.5×20=234,000

月収234,000円として、単純に12倍すると年収は2,808,000円。しかし、これは額面上の所得です。保険料、所得税、住民税が差し引かれ、年間の手取りは2,325,612円になります。つまり、ひと月あたりの手取りは

2,325,612÷12=193,801

実際に使えるお金は193,801円になり、この中からやりくりすることになります。

毎月決まって出て行くお金は、家賃、水道光熱費、通信費、交通費等です。
・23区内のワンルームの家賃は60,000円~140,000円
(2008/1HOME’S家賃相場調べ)
・水道光熱費平均10,000円、交通通信費平均33,000円
(総務省家計調査 2008年5月16日公表)

都心に近く、人気のあるエリアで部屋を探すと7~10万円以上が多いため、固定支出を11~14万円程度にして見積もる必要があります。

家賃60,000円の部屋に住んだとしても約103,000円が必要です。とすると約9万円が手元に残ります。この中から、食費、交際費等に当てましたが首都圏は平均価格が高め、もちろん洋服や化粧品などの買い物や習い事だってしてみたいですよね。

うまく節約しないとそれまでこつこつ貯めたお金を取り崩したりするようになってしまうことに。「収入の10%(この場合約2万円)を貯金」なんて夢のまた夢…なんてことも起こりうるのです。

これを読むと、やっぱりあきらめたほうがいいのかな? と思うかもしれませんが、あきらめるのはまだ早い。次のページで収入を増やし、支出を減らす工夫をを見てみましょう。