第5位 「とりあえず」
とりあえず、「とりあえず」はビールを頼むときだけにしておきましょうか? |
ただ、居酒屋で聞く分には良いのですが、たとえば仕事中、上司から「とりあえず、この書類作っておいて」などと言われると、部下はどう思うでしょう?
「どうでもよい仕事を私に回すなんて!」と怒るか、あるいは「どうでもよいような仕事しか、僕にはできないと思われているのかな」と、落ち込んでしまうか、どちらかでしょう。
きっとこの上司は、何気なく「とりあえず」という言葉を使っているのかもしれませんが、その何気ない一言が部下のやる気や自信を削ぐことになります。
上司がそのことに気づいていないことが、どこか物悲しく「オジサン」を感じさせたりするのです。
第4位 「俺の若い頃は…」
「俺の若い頃は、誰よりもバリバリやってさ…」などという話は、オフィスで、あるいは運が悪いとアフターファイブの飲み会などで、上司から切々と語りあげられてしまうことがあります。上司から見れば、自分が上手くいった事例を話すことによって、部下にも参考になるところがあれば…と思って話してくれるのでしょうが、話を聞く部下からすると、1回目、あるいは導入部くらいならばまだしも、しつこく長々と話されると「単なる自慢話」となってしまいます。
仕事は成功の連続というばかりではなく、その成功を勝ち取るまでに様々な苦労や悩みを乗り越える必要があるもの。部下からすれば、どちらかと言えばそちらの方を知りたいはず。
「自分の過去を話して、部下とまた一歩距離が縮まった!」と喜んでいる上司と、それを聞いて白けてしまう部下。
頑張っているつもりなのに、実際はずれたことをしてしまう「オジサン」の物悲しさが、ここにも確かに存在します。