毎年、法律改正による変更点を加えて発売される年末調整の本。
記事、「年末調整書籍ってどんなもの?」でご紹介しました4冊の年末調整書籍を、ガイドが読み比べてみました。
どれも事務担当者にわかりやすく説明してありましたが、それぞれ特徴はあるものですね。みなさまの書籍選びの参考になれば幸いです。

探しやすく親しみやすい

年末調整の仕方と1月の源泉徴収事務―はじめての人にもよくわかる (19年版)
日本法令 ISBN: 4539744941
1,600円(税抜)
343ページ

ぺージ横にしっかりインデックスが入っているので、ぺらぺらめくるだけで目的のページを探しやすいです。しっかりした紙質で、参考書のような親しみやすさを感じました。
年税額の計算例は、今回読み比べた中で最も多く20例。本の向きを縦に変えて、上のページの計算例と説明を元に、下のページの源泉徴収簿をチェックできます。実務Q&Aも巻末に「年末調整実務問答」として110例と充実しています。

給与事務担当者に嬉しい「用語解説」

年末調整のしかた (平成19年版)
大蔵財務協会 ISBN: 4754714369
1,619円(税抜)
374ページ

大蔵財務協会発行、本のタイトルも「年末調整のしかた」と、年末調整の「オフィシャル攻略本」な印象。
年税額の計算例は13例。実務Q&Aは、巻末に「年末調整の質問130に答える」として130例と充実しています。
ガイドが気に入ったのは、付録の「源泉徴収事務に必要な用語の解説」。
あいうえお順で「還付」「乙欄適用者」など、事務担当者として知っておきたい用語解説が。年末調整が終わっても、手元に置いておきたいです。

充実のQ&A!ベテランさんにも

年末調整の実務と法定調書の作り方―初心者にもできる (平成19年分)
納税協会連合会 ISBN: 443330106X
1,600円(税抜)
269ページ

実務Q&Aは今回読み比べた4冊中最も多く157例。「年末調整に関する実務問答」として、必要な例では図や表を使って説明してあります。法定調書についてのQ&Aもあり、充実しています。
年税額の計算例は5例と少なく、年末調整の実務は簡潔にまとめ、タイトルある「法定調書の作り方」部分にウエイトが置かれている印象。計算はばっちりなベテランさんにオススメです。また、巻頭の税額表が、3色刷りで見やすかったです。

初心者に「図解」でやさしく


わかりやすい年末調整の手引 (平成19年版)

税務研究会 ISBN: 4793116396
1,524円(税抜)
299ページ

「配偶者控除額、扶養控除額、基礎控除額及び障害者等の控除額の合計額の早見表」の図解等、初心者にも理解しやすい工夫を感じました。
年税額の計算例は7例。源泉徴収簿の記載例は、見開きページに原寸で表示。とても読みやすいです。


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