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最終話~スキルがあっても働けない時はある

ドラマ『ハケンの品格』。最終話が放送された3月、ガイド平井は入院の準備をしていました。スーパーハケンの大前さんだって、病気やケガにはかなわないハズ。リスクに備えた働き方を考えて欲しいと思うのです。

執筆者:平井 実穂子

コラム『ハケンの品格』

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最終話
スキルがあっても働けない時はある

「ハケンの品格」DVDBOX
ASIN: B000PISZRM

ワタクシごとで恐縮ですが、「ハケンの品格」の最終話が放送された2007年3月14日、平井は入院の準備をしていました。
病名は網膜剥離。この週の月曜、左目の視野が半分なくなっていることに気づき、病院にに行ったところ、緊急入院と手術を言いわたされたのでした。

これから決算という時の、突然の入院。
会社を休まなければいけない。自分に任されていたことができない。迷惑をかけてしまうという心苦しさと、そのためにたてていたプランが全てダメになってしまった悔しさで、ホント、辛かったです。

結局、術後の経過が悪く、再手術になったりもして、2ヶ月近く入院することになりました。
入院の時はコートを着ていたのに、桜の季節もGWも、病院のベッドの上。
その間何度も、「神様がくれた休暇だと思って」と、たくさんの人になぐさめてもらいましたし、そうするしかないと腹をくくってからは、不自由な「休暇」を、それなりに楽しむことができました。

そう思うことができたのは、「仕事ができない」間の身分や生活の心配が少なかったことも大きいと思っています。

復帰まで会社は休職となりましたが、籍はあるので保険が切れる心配はありませんし、給料は出なくても、後日手続きすることで傷病手当金が貰えます。
最悪視力が元に戻らず、仕事ができず退社することになっても、被保険者の期間が1年以上あるので、傷病手当金を貰いながら、1年程度は治療に専念することはできる。

これが大前さんだったら、どうなっていたでしょうか。
契約終了直前に病気になり、しばらく仕事することができない、となってしまったら。
3ヶ月働いては放浪する、という働き方を続けていれば、有休もつかないし、傷病手当金も出ません。
(大前さんがスペインで森さんからの電話を受けたのは12月8日。4月からずっとスペインにいたとしたら、ハケンライフとの雇用関係はとっくにきれています…)

「そんなものに頼るつもりはありませんが何か?

と言われてしまいそうですが(笑)、どんなスキルも働くことができなければ生かせない。がんばってなんとかなることばかりではない。
久しぶりにハケンじゃなくなったのを機会に、せめて1年は勤めて欲しい!

…最終回を横目で見ながら、そんなことを考えていました。

そうなんです。「3ヶ月間お時給分は働きます」と、いつものセリフにスルーしてしまった方もいるかもしれませんが、最終話ラストの時点では、大前さんは派遣社員ではありません。
「株式会社S&F運輸」という、S&Fの子会社に、東海林主任が作ったと思われる求人の貼り紙を見て応募してきたのですから、この会社に直接雇用されることになります。

有給休暇の法定付与日数や、傷病手当金の支給条件は、「派遣」「正社員」という雇用形態によって違うということはありませんが、「期間」によって支給されるされないが決まります。
病気やケガで働けない時に備える「働き方」。
自分にはまだ関係ない、と思っている方も、自分が対象になる期間働いているのか、いくら貰えるのか…情報を得て「計算」しておくことは大切だと思いますよ。
ホント、実感しています…。


傷病手当金について(社会保険庁)
 傷病手当金の額は、「標準報酬日額の3分の2」。19年4月の改正で、「標準報酬日額の60%」から引き上げられました。
 またこの改正で、任意継続資格では傷病手当金を受けられなくなりましたが、在籍中に病気やけがで休職し、傷病手当金を貰っていた場合、被保険者の期間が継続して1年以上あれば、退職後に任意継続しても権利を失うわけではないので注意して下さいね。

労働基準法:有給休暇がもらえる条件は?(派遣で働く/ガイド記事)
年次有給休暇の権利については、労働基準法で定められています。与えられる条件をこちらでcheck!

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