久々に登場の「介護・福祉業界の採用担当者は語る」シリーズ第4弾は、首都圏の私鉄沿線の駅前のビル内にあるデイケア(通所リハビリテーション)の採用担当者に話を伺いました。、面接に至るまでのやり取り、どんな面接をして、どこを見ているかなどについて質問。そこから、応募の際に気をつけるべきポイントをまとめてみました
■ステップ1/問い合わせ電話でのマナーに注意■
求人誌に広告を出したあとは、広告を見た方から問い合わせの電話がよく入るんですが、マナーのよくない方が多いですね。まず、名乗らない。それで、自分の聞きたいことをいきなり話しはじめるから、なんの用件だかわからないんですよ。
たとえば、電話をかけてきて、いきなり「あのー、そこってどのへんにあるんですか」と聞いてくる。こういう方は意外と多いですよ。名乗らないから、どう思われても大丈夫、と思っているのでしょうか。最終的に名乗って面接することになっても、電話のマナーがよくない方は、採用につながらない場合が多いですね。そういう方は、面接でもやはり電話と同じような応対ですから。
名乗る、用件を告げる、今話しても大丈夫か確かめる、質問をする、答えてもらったらお礼を言う、ぐらいは最低限のマナー。電話での問い合わせを侮るなかれ。先方はちゃ~んと名前と応対を覚えていますよ
■ステップ2/服装は機能的な「きちんと服」で■
うちの場合、面接はデイケアの一角で行います。当日は時間が許すかぎり、デイの様子を見学してもらって、本人が希望すればボランティアでお手伝いをしてもらうこともあります。ですから、スーツではなく動きやすい服装で来ていただくようにあらかじめお伝えしています。服装からも人柄はわかりますね。機能的でカジュアルすぎない服装が好感度が高いと思います。
また、見学中はどんな様子かをもちろん見ています。職員に対する接し方、利用者さんに対する接し方を見ながら、うちに合う方かどうかを判断しています。
施設の面接の場合、何を来ていくかで迷う人も多いはず。このデイケアの場合、事前に伝えてくれていますが、迷ったら「スーツで伺ってよろしいですか。見学をさせていただけるようなら、動きやすい服装で伺おうかと思うのですが」などと聞いてもいいのでは? 見学中も、見られていることを意識して行動することが大切。
次はどんな人を求めてる?