介護・福祉業界で働く・転職する/介護・福祉業界の仕事

訪問入浴サービスの仕事はハマりやすい!(2ページ目)

訪問入浴サービスの仕事内容から、職種、資格は必要か、雇用形態、給与などを2回に分けてわかりやすく解説。前編の今回は、まず訪問入浴サービスとはどういう仕事なのかを紹介。

執筆者:宮下 公美子

●どんな職種がある?
1台の車に乗るチームは、3人から4人。主に車の運転や給湯機器などの操作、浴槽の運搬などを行うオペレーター(多くは男性)1人、浴槽などの運搬を行う入浴ヘルパーが1~2人、入浴の前後に利用者の体調をチェックする看護職が1人という編成。もちろん、入浴時はスタッフ全員で、利用者の頭、上半身、下半身をそれぞれが分担して洗う。

●看護職の役割は?
看護職は、チーム内でただひとりの医療系専門職として、血圧や体温をチェックした上で、時にはお風呂を楽しみにしている利用者に、体調がよくないからお風呂を見合わせるように説得する場合もある。また、感染症予防のための消毒の徹底など、担っている責任は重い。でも、「病院では退院後の様子を知ることができなかったが、利用者を継続的に見て、キュア(治療)ではなく、看護職本来の仕事であるケアを実践できるようになった」という声もあり、訪問入浴にハマってしまう看護職も少なくない。

●写真協力/アサヒサンクリーン(株)

後編では「資格は必要?」「雇用形態、給与は?」「どんな人に向いている?」「職場選びのポイントは?」といった、より具体的な情報を提供します。
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