コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

マッキンゼー流図解の技術とは(3ページ目)

戦略コンサルティングファームのマッキンゼー秘伝のチャート・プレゼン作成技術と戦略コンサルタント必携の技術について解説します。

執筆者:大石 哲之

普通のグラフとコンサルのグラフの違い

サンプルとして、ありがちなグラフとコンサルタントのグラフを載せてみます。

マッキンゼー流図解の技術
<普通のグラフ>
右図は立体図形などをつかって派手にしているが、エクセルのグラフそのままで、加工もしていない。ただ見づらいだけ。

 

マッキンゼー流図解の技術
<コンサルタントのグラフ>
左図は加工をして、注目させたいポイントや伝えたいメッセージが明確になるようにしている。決して派手な色は使わず、せいぜい2色程度で、「伝えるためのグラフ」に徹する。


 
コンサルタントのグラフのほうがシンプルでわかりやすく見えますよね。シンプルイズベスト、というのがコンサルタントらしい発想です。

グラフ作りで鍛えられるロジカルシンキング

グラフを作ると、実はロジカルシンキングも鍛えられます。言いたいこと(メッセージ)を数字を使って定量的にグラフに落としこむためには、「なんとなく」や「イメージ」では通用しないからです。

論理的に思考しないと、メッセージとグラフが一貫性のあるものになりません。ロジカルシンキングを鍛えるためにも、グラフ作りというのはとてもよい訓練だ思います。ワークブックも同様にして発売されているようです。

ぜひともこれでプレゼン資料作りの練習をしてみてください。
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