コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

コンサルタントで身につく5つのスキル・能力とは?

コンサルタントは他職種に比べて3倍の速さでビジネススキルが身に付くといわれています。どのような能力が身に付くのでしょうか。そして、それらコンサルタント職によって身につく基礎的なスキルを向上させたうえで、次のステップは何かを答えます。

執筆者:大石 哲之

コンサルタントで身につく能力とは?

コンサルタントで身につく5つのスキル・能力とは?

コンサルタントで身につくスキル

 
 
 
コンサルタント志望者の学生や社会人によく聞かれる質問の上位に「コンサルタントで身につく能力について教えてほしい」「コンサルタントの能力を活かして、次のステップはなにがあるか教えてほしい」があります。

コンサルタントの仕事で早くビジネススキルを身につけたかったり、キャリアを大きく花開かせるための足がかりとしてコンサルタントへの就職・転職を考えている方も多いのでしょう。

冒頭の質問は、若くしてビジネススキルをつむことができ、経営に近いところをで仕事ができるコンサルタントならではの質問でしょう。若いうちに身につけたビジネススキルを生かして転職することで、その後、大きくキャリアを花開かせた人も多く存在します。
 
<目次>
 

3倍速くビジネススキルが身につく

コンサルタントの仕事は、普通の事業会社で仕事をしているよりも3倍速くビジネススキルが身につくといわれています。

具体的にコンサルタントで身につく能力というのは、どのようなものが考えられるのでしょうか?
また、コンサルタント出身者を高く評価する企業は、コンサルタントのどのような面に魅力を感じているのでしょうか?
 

コンサルタントで身につく5つの力

コンサルタントで身に付く非常に重要な5つの力について、解説します。

1)論理的思考力
コンサルタントとして、論理的思考力は全てのベースとなる力です。日々論理的に考えるということを強制されますので、論理思考に関しては飛躍的にアップするということがいえます。他の仕事でこれほどまでに論理的思考力が鍛えられるということは、なかなかないでしょう。転職しても高く評価されることが多いです。

2)セルフマネジメント
論理的思考力と並んで、このセルフマネジメントも非常に高く評価する会社が多いです。特に指示がなくても、自分で問題点を見つけてそれを解決する方法を考え、自ら解決して報告する。このPDCAサイクルが人から言われなくても自分で考えて実行できる。この能力は、ビジネスマンとして最強の能力のうちの一つであると思います。

3)(全体感のある)業界知見、業務知見
コンサルタントとして経験を積むと、特定の業界や業務について全体感をもって知ることができます。たとえば会計の知識においても、管理会計、JSOX、連結決算といった具合に、幅広い分野について広く、深く知識をえることができます。

事業会社にいると、担当の仕事はよく知っているが、それが他の部門や会社全体としてどういう意味をもつのか? といった、全体的な視点はなかなかわかりづらいものです。全体感をもった知識が得られるというのは、コンサルタントならではの利点だと思います。

4)プロジェクトマネジメント力
コンサルタントの仕事は、いきあたりばったりではできません。限られた時間、限られたリソース(自社コンサルタントの時間)のうちに、お客さんが納得できる成果を出さないといけないといけません。そのため、緻密に計画して、物事をすすめていく必要があります。プロジェクトをマネジメントし、計画通りに、期限内に、予算内で、満足のいく品質で、物事を進めるという能力は、どのビジネスにおいても通用する普遍的なスキルになりえます。

5)コミットメント
最後は、精神的なものですが、この能力は実は非常に評価されます。コンサルタントはお客さんの要望に答え、プロジェクトが成功するまで責任をもってコミットします。お客さんの成功を自分のことと捕らえ、決して逃げない。最後までやりきる。どんな困難があっても、立ち向かう。その姿勢を学ぶことができるのは、長いビジネスマン人生において本当に貴重な経験になるでしょう。

コンサルタントの仕事は、以上のようにビジネスのコアとなるようなスキルを短時間で身につけることができます。
 

コンサルのスキルをいかした転職とは?

コンサルタントで身につけた能力を最大限にいかして、次のキャリアアップを狙う人も非常に多く存在します。

「コンサルタントから、どうキャリアアップを狙うか?」

ガイドが考える、代表的な7つのパターンがこれです。
 
  1. IT関係会社にヘッドハンティングされて、トップを目指す
  2. クライアントに転職をする
  3. 起業家として、事業をおこして、株式公開を目指す
  4. マネジメントする立場で、成長している企業で活躍する(経営企画から経営者)
  5. 金融やファンドへ転職をする
  6. 大学教授、アカデミックコースにいく
  7. その他のパターン
  8. 1~7のパターンごとに、キャリアの描き方が違います。

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