ワークライフバランスが悪いという意見
「仕事の絶対量が多いので…。お客さんが1年かかって答えが出なかった問題を3ヶ月で検討しないといけなかったりなど、とにかく通常ではありえないほどのことを短期間に考え、実行しなくてはいけない。仕事をひたすら効率的にやっていかないと、毎日徹夜になってしまう」(外資系戦略ファーム コンサルタント)
「システムのカットオーバーや、新しい業務の仕組みがスタートする日付というのはどうしても決まっているため、締め切りに対して追い込んでいくような形になる。なので、プロジェクトの節目ではどうしても時間が足りなくなる」
(外資系ITコンサルタント)
「プロジェクト形式なので、一概にはいえない。7時くらいに帰るときもあれば、終電を越えるときもある。ある程度波があるので、その波にあわせて考えることが大事」
(外資系業務コンサルタント)
絶対的な仕事量が多いのは仕方がなく、ワークライフバランスは悪いというのが、3人共通の意見でした。しかしそれは外部要因なので、どうしようもないと捉えているようです。
ただし、仕事から得られるものも大事
単純に仕事量が多いのでワークライフバランスが悪い、というだけではなく、仕事で得られるものとのバランスも大事という意見も伺いました。「忙しい分鍛えられる。他のベンダーやSEの会社の人よりも相当速く、かつ高度な仕事ができるようになってきていると思う。労働時間は多いが、それに比例してスキルも早く身についているように感じる。」
(外資系ITコンサルタント)
また、ワークライフバランスが悪いという点について、厳しい意見も見られました。
「別にルーチンな仕事をずっとしているわけではなく、コンサルタントは頭を使い抜く仕事。生産性も個人次第。ぜんぜんアウトプットが出てないのに、時間で測るというのはナンセンス。時間給ではないのだし。あえて厳しい環境で働きたくて選んでいるわけだし、ライフワークを気にする人は他の仕事を選んだほうがいい。少なくとも戦略コンサルタントになりたいというなら、ライフワークを捨てて限界まで頭をつかう覚悟はすべき」
(外資系戦略ファーム コンサルタント)
では、ワークライフバランスが良いという意見はないのでしょうか?