社会保険庁のレガシー刷新、落札ベンダーが決定
「社会保険庁のレガシー刷新、落札ベンダーが決定」という記事が最近でていました。社会保険庁では、年金業務にかかわる巨大なシステムの刷新を図っています。記事によれば、このシステムは年間運用コストが500億円超に上るといっています。500億円です。運用コストだけで500億円というのはとんでもなく大きなシステムです。
今回の新システムでは、基本設計を請け負うベンダーを競争入札により決定しましたが、注目すべきは、この手の入札ではめずらしく外資コンサルが受注したことです。
受注企業は、アクセンチュア、NTTデータ、日立製作所の3社。官庁の巨大システムの多くが日本の大規模SIerの独壇場でしたが、この一角にアクセンチュアのような外資企業が食い込んでいるというのは、ちょっと意外に思えるかもしれません。
「基盤ソフトウエアの基本設計部分は、アクセンチュアが19億7000万円で落札した」
とあります。基本設計だけで19億円という案件ですから、これはビックなプロジェクトです。
全体を5つの部分にわけ、残りの業務アプリケーション部分はNTTデータ、日立が受注とのこと。
むしろアクセンチュアとしては業務的な部分のほうがコンサルテーションの能力を発揮できるような気がするのですが、アクセンチュアが基盤技術の設計をするというのはちょっと意外です。
こちら元記事
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