コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

業界再編のキーワードを紐解く(3ページ目)

今月16日にアビームコンサルティングとNECの資本提携が発表されました。昨今のコンサルティング業界のキーワードから考えると、この提携の意味がよく見えてきます。

執筆者:大石 哲之

アビームはNECになってしまうの?


NECの子会社になるのですか?というズバリそういう質問がでています。就職・転職を考えているひとは気になるところだとおもいます。
来年3月に51%以上の株式取得と言うことは、その時点で連結対象の子会社になるということです。さらにNECは2010年までの間に、段階的に出資比率を高め、最終的には100%の株式を取得する予定であるとしています。

では、アビームはNECと一緒になってしまうのでしょうか?
これは違います。資本と経営の話は分けたほうが良いかも知れません。
今回の話からは、アビームがNECになる(=同化してします)ということはないと思われます。
買収後も、現社長以下アビームの経営陣や体制は維持するということになっています。あくまで別会社、別体制で、お互いの長所を生かしながら協力しあってシナジーを出すというのが目的です。

「資本提携後もアビームコンサルティングは独立した事業会社として西岡社長の指揮のもと、お客様企業の発展に寄与するサービス/ソリューションを提供して参ります」と書かれています。
アビームがNECのサーバーを売ってあるいたり独立性が失われるということはなさそうです。独立のコンサルティング会社として、顧客に最適なソリューションを選択していくとしています。
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