転職するために資格取得するのか?

「コンサルタントになりたいから、中小企業診断士の勉強したいです」という方は、第一に資格取得の労力を冷静に見積もることが必要だと思います。自分の実力レベル・現在の知識から考えて、どのくらいの量、どれくらいの時間の勉強が必要でしょうか?

1次試験の科目は幅広く、7科目もの勉強が必要です。さらにその後に控える2次試験は模擬診断をしてみるもので、難易度は高く、それなりの年数のビジネス経験が必須がないと、突破するのは難しいのです。

2次試験をあきらめて、中小企業診断士養成学校にいくというのも手ですが、診断士コースを受講している方は会社を休職したり辞めるなりして、6ヶ月くらいのコースを泊り込みでやっています。中小企業大学校の寮にとまりながら毎日勉強しているのです。

そのくらい本気で取り組まれている方がいらっしゃるという資格が、中小企業診断士です。このように取得までのハードルは高い上に、時間もかかります。

以上から、コンサルタントへの転職のためにこの資格を取ろうというなら、コンサルタントへの転職の有利度合いと見合うのか、といったバランス論が大事なポイントになってくると思います。

中小企業診断士はコンサル転職に役に立つか?

仮に診断士の資格を取得したとして、コンサル転職にどのくらい役に立つのでしょうか?これは大企業向けのコンサルティング会社か、中小企業向けコンサルタント会社を目指すのかで、分かれるところだと思っています。

まず共通することは、取得に時間と労力がかかる資格ですから、持っているというだけで「ある程度、目標を立ててしっかりやることのできる人」というアピールになります。また、会計や経営計画の策定、その他全般的な知識が備わっているので、ベースの戦力としても期待してもらえるでしょう。

この2つを踏まえて、中小企業向けと大企業向けに分けて、診断士の資格の有利度を考えてみましょう。