4月1入日社で仮にスケジュールを組んでみると・・・
では、4月1日入社で実際にスケジュールを組んで見ましょう。3月末に退社の申し出をするということにしてみましょう。そのためには、どんなに遅くても2月末、できれば、2月の頭くらいには辞意を表明していないといけません。
2月の頭に辞意を伝えることができる状況にあるためには、もちろん転職先がきまっていないと駄目なわけです。となると、1月中には、すべての内定が出終わって(できることなら内定の条件を見比べた上で)納得する会社に行きたいものです。
そこで、「2月頭に内定が出る」ためには、こんどは、どんなに遅くても、1月下旬には最終面接を終えなくてはいけません。
最終面接が終わってからすぐに内定がでると思っていると甘いですよ!最終面接がおわってから、正式な条件が決定して、内定通知がでるまで1週間、長いと2週間くらいかかるところもあるのです。
ここまで考えただけで、かなり時間がないのがおわかりでしょう。
意外と長い面接のリードタイム
さて、4月1日に転職するためには、1月中に面接を終えてないといけないと申しました。では、この面接は実際はどのくらいかかるのでしょうか。システムコンサルティングを中心としたところであれば、実務能力が明確に判定できるため、およそ2回の面接で決まっているところが多いように思います。より抽象度の高いコンサルになればばるほど、面接回数は多くなります。
ITのデリバリーまでやらない、業務中心のコンサルだと、面接回数はやや増えて2~3回。さらに外資ブティック戦略系のファームだと、筆記試験に加え、4~6回の面接になる場合があります。
仮に筆記試験+4回の面接で、5回も行かないと行けないとすると、1週間に一度面接を受けても1ヶ月以上かかります。実際は1週間に一度というのは不可能であるため、2週間に1度くらいのスケジューリングになります。すると、面接だけで2ヶ月半以上・・・かかってしまうわけです。
戦略系のファームは極端にしても、面接は結構な時間がかかるものです。
最低でも2回の面接を頭にいれておいて!
多くのITファームでは、およそ2回で決まります。この2回という回数を最低ラインとおくと、それでも、面接には1ヶ月かかるということになります。つまり1月中に面接を終了させるためには、少なくとも1月初旬に1次面接が確定していないといけません。となると、12月下旬には、面接アポをいれておかないといけません。
最後のリードタイムは書類選考です。