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日本のボスと世界のボスはここが違う!(2ページ目)

どんな職場においても、人間関係が占める重要性は大きいですが、とりわけ上司との関係は避けては通れないものではないでしょうか。日本の上司と海外の上司、いったいどこがどんな風に違うのか検証してみました。

執筆者:須子 はるか

職場の雰囲気はやっぱりフランクなの?

職場の雰囲気はやっぱりフランクなの?
日本と海外の職場を比較してよく言われるのが、「上司がフランク」ということです。

これは、ほんとうにそうなのでしょうか?

まず、アメリカのようにファーストネームで呼び合う、ということ自体が日本人にとってみては、たいへんフランクな関係性を感じる、ということはあるでしょう。

実際、わたしがアメリカで働いていたときも、社長までファーストネームで呼んでいました。名前を呼ぶからフランクだ、とは必ずしも言えませんが、概して日本のいわゆる「社長」よりは近づきやすい存在だったように思います。

韓国や中国でも、日本よりは社員同士が率直に意見を言い合うということからオープンな雰囲気が強く感じられるかもしれません。ただし、韓国では日本同様に表裏や上下の関係が根強く残っているため、社内政治に精通していることが昇進のポイントになることもあるようです。



プライベートに対する考え方は?

日本のボスと世界のボス、なによりも一番違っているのが、プライベートに対する考え方なのではないでしょうか?

とにかく、昔ながらの日本の上司といえば、部下に結婚の相手を紹介し、結婚式では仲人の役割を担ったりするという、海外では考えられないことがおきていました。

夜の場でも、上司が若手社員のプライバシーにどんどん踏み込んでいくというようなことはザラにあり、むしろそのほうが「ノミニケーション」としては成功と思われています。

一方、アメリカやフランスでは、プライベートは会社と切り離されているからこそプライベート。定時に仕事を終わらせるように集中して取り組み、終わったらさっさと帰って家族団らん、というスタイルです。

もちろん、プライベートにまったく踏み込まない、ということではなく、社長が主催で家族同伴のバーベキューパーティを実施したり、とむしろ家族ぐるみでお付き合いをするということもあります。

また、日本の若い社員も、最近では上司とのつきあいをなるべくビジネスライクなものにしたがる傾向もあり、日本のボスも仕事とプライベートの線引きを求められるようになってきているのではないでしょうか。




日本のボスと世界のボス。共通点もありますが、いろんな意味で違うところがたくさんありますね!


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