世界のせっかち度を比較!
世界のせっかち度を比較
日本人は比較的せっかちな国民かと思いますが、世界的にみてどうでしょうか?場所が変われば、時間に対する感覚も変わるもの。いろいろな国のせっかち度を調べた調査を見てみましょう!
「せっかち度」はどのように測る?
アメリカに留学をしていたときに一番驚いたのは様々な国からやってくる留学生たちの時間感覚の違い。たとえば、アラブ系の友人と夜にクラブに行こうと約束をしたあの日。約束の時間10時を過ぎても一向に連絡がありませんでした。一時間経過して11時になり、電話をしてみたところ、「あ、これからシャワー。」とのこと(笑)。結局車で迎えが来たのは12時をまわっていました。こんな風に、所変われば時間の感覚も変わるもの。この時間に対する「せっかち度」を調べた人がいます。英ハートフォードシャー大のリチャード・ワイズマン教授が都市住民の歩く速度を生活ペースの目安として「せっかち度」を調べました。
教授は各都市の成人住民35人に約18メートルを歩いてもらい、平均所要時間を調査したのです。さて、一位はどの国?
せっかち度世界一は?
ワイズマン教授の調査によると、最も速かったのはシンガポール(シンガポール)、コペンハーゲン(デンマーク)、マドリード(スペイン)の3都市だそうです。実はこの調査、10年前との比較結果もでているのですが、なんとシンガポールが30%、中国の広州が20%も速まっていたことがわかっています。歩くスピードがそんなにも変わってしまうというのは、いったいどんな変化がその国に起きたのか興味がありますね!
また、速いと思われていた都市でもそうでもなかった、というケースがあり、たとえばニューヨークは8位、ロンドンは12位、東京は16位だったそうです。
ちなみに、最ものんびりしていたのはマラウイのブランタイアとバーレーンのマナマという町。
歩くスピードの比較をすることでせっかち度を考えるというのは面白い視点ですね!
世界のせっかち文化とのんびり文化の徹底比較
著者らは、各国のせっかちさを、次の基準で測定しています。
1)歩く速度
2)郵便局で切手を買ってお札を渡してお釣りを貰うまでの時間
3)公共の場所にある時計の正確さ
日本(実験場所は東京)は、31か国中4位でした。ただし、郵便局で頼みもしないのに領収を切ったり切手を小袋に入れてくれたのは日本だったそうです(笑)。これが郵便局でのタイムを4位に引き下げることになったという意味では、そういった余分なアクションがなければ1位だったかも?
本書では、経済の豊な国、比較的寒い国、人口密度の高い国、個人主義の国ほどせっかちになると述べています。
世界のせっかち度比較はいかがでしたか? 自分にあった国を見つける一つの基準になるかもしれませんね!
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