▼オーダーするときの注意点
▼ナイフとフォークの扱い方
▼食べ方のこんなルール
オーダーするときの注意点
実は、それが頻繁に起きるのがステーキのオーダー。というのも、しっかりとしたレストランでは、必ず「焼き加減」を聞き返されるからです。最初から、焼き加減を伝える心の準備をしておきましょう。
●ウェルダン
中心部までしっかり焼けた状態がウェルダン。
●ミディアム
中はピンク色で、中心部まで温まった状態がミディアム。日本で何も言わずに出てくるのはだいたいミディアムくらい。
●レア(ミディアムレア)
外側には焼き目がつきますが、中は赤みが残って、ナイフで切ると多少血がにじみます。
●ベレーリア
ほとんど焼かない場合です。これをオーダーする人は多くないでしょう。
ナイフとフォークの扱い方
一口の大きさに切っては口へ運ぶ、というのが基本です。必ず左側から食べていきましょう。これはナイフとフォークを使う西洋料理では共通しているポイントでもあります。また、最初にすべての肉を切ってしまうと肉汁が出てしまいますし、なによりさめやすくなってしまいます。なるべく一口分ずつ食べましょう。
ナイフで切りにくいように思えるときも、あわてずに!というのも、ステーキ用のナイフにはちゃんと刃がついているものがほとんど。あせらずに力を抜いて、スッと前後に動かしましょう。
また、切り分ける大きさはあまり大きすぎないように心掛けましょう。口いっぱいに頬張るのはマナー違反です。
食べ方のこんなルール
フランス料理では、付け合わせのことを「ガルニテュール」といいます。よくあるのがホウレンソウのソテーやマッシュポテト、にんじんのグラッセなど。これらのつけあわせは、料理に彩りが加わるだけではなく、肉による酸性をアルカリ性にするなどの役目もありますので、ぜひ肉と交互に口にしましょう。
食べ方としては、つけあわせも食べやすい大きさに切り、あわせて食べます。肉ばかり食べてしまうのは品がなく見えますので、ご注意を!
(参考:グルメ以前の食事作法の常識)
次回は、食べるのが難しいといわれる魚料理について取り上げます。お楽しみに!
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