海外で働く・転職する/海外での仕事・働き方

夢を叶えた彼女の話 海外就職の身近な事例と次の一手(2ページ目)

人生のクオリティをあげるために、ときには思い切って挑戦することも必要です。今回は、そんな勇気をもっての挑戦がみごと海外就職に結びついたケースをご紹介した上で、今からできる次の一手!をご紹介いたします。

執筆者:須子 はるか

CPAからインターンのチャンスが!

結局勉強を始めてから1年半後、ようやく圭子さんは、CPAすべての科目に合格することができ、晴れて資格取得者と名乗れるようになりました。

同時に圭子さんは、資格取得と平行して、就職活動もしていたんです。

試験に向けて勉強する一方で、国内の会計事務所に勤務する人や、海外で働いたことのある人たちとできるだけ多くのコンタクトをとるように努力していたといいます。そんな人の繋がりから、「インターンシップに応募してみたら?推薦するよ」そんな一言をもらうったのです。

日本に比べるとインターンシップという制度が根付いているアメリカでは、正式な採用をする前に試用期間を設けることがよくあります。特に学生の場合だと「インターンシップ」という呼び方をするのですが、圭子さんのようにアメリカでの就業経験が浅い場合には、同じインターンの枠で働かせてもらえる可能性があるとのこと。

渡米、そして正規就職へ

CPAからインターン
人の紹介で、インターンシップのチャンスを得ることができた圭子さん。もちろん最初はうまく英語が通じないことがあったり、慣習や考え方の違いに戸惑うことも多く、落ち込む日のほうが多いくらいだったそうです。

それでもCPAという資格を取得したことは、そんな彼女に自信とチャンスを与えてくれました。実際に仕事の中でもその知識を活かすことができる喜びを味わうこともできました。

具体的にインターンとしての彼女が行ったのは、アナリストのお仕事。つまり、企業会計にまつわる書類に目を通し、財務状況を分析します。メインのコンサルタントのアシスタントという位置づけで、調査分析を行ったり、プレゼンテーションの下準備をしたり。

そんな実務を地道にこなし続け、3ヶ月の約束だったインターンが終了する頃。上司から、正式な採用のオファーをもらったと。ほんとうにうれしそうに報告をしてくれた日のことをよく覚えています。


すぐ行動できることはたくさんある

圭子さんのような例は実際にはまれかもしれません。

しかし、やる人はやるのです。
小さな、小さな一歩から。


「海外で働く」

その響きに憧れの気持ちを抱くなら。
今から「すぐ」できることはたくさんあります。

CPAからインターン
それは、海外就職に関する本を読むことかもしれませんし、米国公認会計士や日本語教育能力検定試験のような試験を受けることかもしれません。あるいは海外就職や、スキルアップのためのセミナーに出席することもできるでしょう。

たくさんのチャンスのうち、たったひとつでもいいから自分自身でつかんでみること。

それは、自分の人生に正面から向き合い、その質を高めていくのに必要な最初の一歩であるように思います。

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