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最新海外採用事情 後編 ブログで会社をクビになった私

前回は、ブログ=ウェブログが、海外では履歴書がわりに使われ始めている!という衝撃の事実をお伝えいたしましたが、今回は、ブログの落とし穴や「自分が使う」ときのコツを掘り下げてみたいと思います。

執筆者:須子 はるか

前回は、ブログ=ウェブログが、海外では履歴書がわりに使われ始めている!という衝撃の事実をお伝えいたしましたが、今回は、ブログの落とし穴や「自分が使う」ときのコツを掘り下げてみたいと思います。


私はブログで会社をクビになりました
ブログを活かして海外就職
ブログをはじめる第一歩


私はブログで会社をクビになりました。

私はブログで会社をクビになりました。
「ブログ」というツールがその人の人となりや考え方を知る上で非常に有効だ、というお話を前回しました。

しかし、同時に、「ブログでクビになる」という現象が、アメリカでは多発していることもまた事実なのです。

例えば有名なケースだと、客室乗務員の女性が、自分の制服姿の写真をブログに掲載してしまったところ、会社から無給の停職処分を言い渡され、その後解雇された。あるいはマイクロソフトに出向していた派遣社員が、企業秘密に分類される類の情報を漏らしてしまって、これまたクビに。さらにGoogle社やFriendstar社でもゾクゾクとそんなケースが生まれています。

これらのケースに共通するのは、当人は「そんなつもりじゃなかった」ということなのです。自分では軽い気持ちで身の回りの写真や情報を公開していただけなのにも関わらず、会社側はそうみなしませんでした。

これらのことを踏まえると、ポイントとなってくるのは、本当の名前を使わないこと、会社の所在地や従業員数、上司の名前などを出さないこと、また会社の人に見られても問題ない内容にとどめること、などが大切になってきます。また、企業側でも、ブログに対するガイドラインは設けたほうが不幸が起きるのを防ぐことができるはずです。

ちなみに、電子フロンティア財団(Electronic Frontier Foundation:EFF)が職場におけるブログ執筆ガイドラインを発表したのもこうした流れを汲んでのことです。

ブログを書いていくことのリスクも理解しつつ、次のページでは海外就職に活かせるブログについて考えていきましょう!
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