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えっ?こんなに?「先立つもの」の重要性 米国での就職に100万円!?(2ページ目)

えっ?こんなにお金がかかるの?そう思われる方もいらっしゃるかと思いますが、海外就職には「先立つもの」が必要です。仕事を見つけるところから現地の生活が安定するまでに必要な資金について検討しましょう。

執筆者:須子 はるか

▼採用プロセス 応募する会社が絞れたら、いよいよ履歴書を送ることになります。英文履歴書(レジュメ)を一度も書いたことがないようであれば、ネイティブの人、あるいは業者に頼んで仕上がりを確認してもらいましょう。くれぐれも早まってすぐに送ってしまわないこと。5,000円から1万円前後で日本語から原稿をおこしてくれたり、あるいは修正をしてくれるサービスもあります。

無事に書類選考を通過すると、今度は面接になります。特に海外の求人広告に応募した場合は、現地で採用試験を受けることになります。企業側が本採用をほぼ確定しているような場合には、費用を会社が負担してくれることもありますが、これは稀なケースと思ってよいでしょう。自己負担で1週間程度は滞在できるだけの資金は必ず用意するべきです。

このように運良く一箇所で採用が決まったとしても、15万円程度は必要です。いくつかの企業を訪問するような場合にはこの倍の30万円は考えておくことをおすすめします。


▼就労ビザの取得ビザの取得費用は、就労先の国によって異なります。移民局に支払う手数料は、せいぜい1万円程度なのですが、通常は代行業者や弁護士を介することになり、ここに非常にお金がかかります。

例えばアメリカでビザ取得のために弁護士に支払う金額は通常3,000ドル以上。申請に時間がかかった場合などで追加請求されるケースもあります。代行業者や弁護士を通さずに手続きをすることは、専門的な知識が必要になることもあり、現実的には難しいようです。

ただし、会社が負担してくれることもありますので、採用時に本決まりになる気配があればさりげなくこの点を確認しておくべきでしょう。ただし、あまり早い段階で会社負担を話題にすると採用プロセスに影響することがないとも限りませんので、この話題には細心の注意を払うようにしてください。

晴れて現地に出発できる!と浮かれていると現地での収入が入ってくる前に支払わなければならない費用を忘れてしまいがち。
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