落ち込んだら立ち直らなければ光は見えませんね。でも、どう立ち直ったらいいんでしょう。 |
状況によっては、長期にわたって休養を取ることがベストである場合もあるでしょう。
でも、日頃の対策でちょっとした「カベ」をうまく乗り越えられるのであれば、長期休養を必要とする状態にならなくて済むかもしれません。
働く女性たちが経験した「カベ」と「立ち直りのきっかけ」から、落ち込まなくてもすむ、あるいはつらい状況になったとき、必要以上にストレスを感じなくて済む対策を考えてみましょう。
誤って実際よりもずいぶん低い見積もりを出し、
会社に大きな損害を出してしまった
営業職・Aさんの立ち直り
「自分のミスが発覚したその日はとにかくどん底。何も手に付かない状態でしたが、普段はやさしい先輩の一言にハッとしました。『この件はもうやり直せないんだから、考えてもムダ。ぐずぐずしてないで、出してしまったマイナスを取り返すだけの売上げを上げるために営業に行きなさいよ!』。ミスはあなたのせいじゃないよと慰められるより、よっぽど気分が晴れました」
立ち直りの処方箋 その1
自分よりも広い視野を持ち、冷静に的確なアドバイスをしてくれるブレーンを持っておく人事異動でやってきた上司とどうにもウマが合わず、
仕事への意欲をなくしかけた
事務職・Bさんの立ち直り
「上司以外のメンバーで食事に行ったところ、この上司のやり方に不満を持っているのは私だけではないということが判明。以来、頻繁に皆で集まってグチをこぼしていたのですが、気分は晴れませんでした。そうこうしているうちに、メンバーのひとりがこんなことを言い出したのです。『あの人がいる間はどうせ仕事がおもしろくないんだから、仕事はそれなりにして、フラダンスでも習いに行かない?』。あれから3カ月。今は、発表会に向けて燃えています」
立ち直りの処方箋 その2
仕事で落ち込んだときにバランスが取れるよう、仕事以外にも軸足を置けるものを持っておく次のページでも、「私の立ち直り経験」とそこからわかる対策を紹介します。