下手な謙遜は逆効果。
がんばったことは素直に「がんばった」と言うべし!
あなたが努力した結果、好成績を収めたり、いち早く昇格したりすると、知らず知らずのうちに「ねたみ」という名の敵を作ってしまうことがあります。
それを避けるにはどうしたらいいか。
ヒット企画を次々に打ち出し、主要プロジェクトに抜擢されたBさんは、こんな方法で敵を作らずにここまでやってきました。
Bさんの企画が成功し、社内で表彰された彼女のあいさつは、
「ありがとうございます。今回は本当にがんばっちゃいました。またこれからもがんばります!」
「Bさんって、いつも当たる企画を考えて、すごいですね」と言われたBさんの答えは、
「ありがと。だって、がんばってるもん♪」
そう、Bさんは、自分ががんばって成果が出たことについては、素直に「私はがんばりました!」と言っているのです。
これに対して、
「成功したのは皆さんのおかげです。私一人では何もできませんから…」
「たまたま企画が当たっただけですよ」
という答えをしていたとしたら、どうでしょう。
こうした会話は、一見、謙遜していて敵を作らないように見えますが、彼女の活躍が明らかであればあるほど、それは嫌みに聞こえてしまうはず。
いいじゃないですか、がんばったのならがんばったと言えば。
そのほうが清々しくて、まわりも好感を持って受け入れてくれるはずです。
大してがんばっていないのに、「私、がんばったの!」と自慢するのは、逆効果ですけど…ね。