女性の転職/女性の再就職・職場復帰

私は、こう思う! 「女性と仕事のこと」(3ページ目)

2007年も終わりに近づいてきました。1年の最後に、「女性が仕事を持つこと」について考えてみたいと思います。女性100人に取ったアンケートから、「女性と仕事」について寄せられた意見をご紹介します。

執筆者:川崎 あゆみ

再就職・専業主婦感覚について

再就職するには、資格がないと不安する人も。また、働くなら意識を変えることも必要だとする意見もあり。
資格の取得を全くしていないので、真剣に再就職を考えた時、悩んでしまいます(39歳・結婚歴2年・子ども11歳・9歳)

・今後、結婚をして仕事がどうなるか、出産で自分はどうなるか、今は、まだわからない。でも働き続けることは確かです。社会とのつながりと持っていたいから。(31歳・未婚)

・一部の方ですが、「オバサンは、使えない!」と思わせるマイペースなパートの方には、同じ年代の女性として悲しくなります。「仕事は、楽しく」を友人探しやおしゃべりの場と勘違いしているのは専業主婦感覚ではないでしょうか。(41歳・結婚16年・子ども13歳・9歳)

ビジョンを持つべきだった

働き続けることを念頭において、もう少し計画的に過ごしてくれば良かったというご意見。
・今まで思いつきで、ここまで来てしまったので、もう少しビジョンがあっても良かったと思っています。だから、キャリア教育はあらゆる層に必要だと思っています。また、子育ての体験が、男女ともに社会にもっと還元されていくと、社会自体も暮らしよくなると思う。(48歳・結婚13年・子ども12歳・10歳・8歳)

所得の多寡は、関係ない

・私は、一人で仕事をしていますが、同業者の会合に行くと、口ではキレイ事を言いつつ、内心は、女性を軽視している男性(主にオジサマ)が多いです。実際、所得を増やしていこうとする意欲は、女性より男性の方が高いかもしれません。でも、仕事に対する態度は、女性の方が純粋であることが多いように思います。男性は、家計を支えているという意識がそうさせるのでしょうが、所得の多寡だけで、「頑張っている」「頑張っていない」などと簡単に判断する方に対しては、抵抗を感じます。

ただし、所得は、能力を表す指標の1つであるとは思います。家庭でのあり方と働き方を上手く調和させてバランスよく生きている方が、もっと評価されたらいいなと思います。(37歳・結婚11年)


寄せられたアンケート。出産後も働く派、専業主婦派、どちらも皆さんの思いが、ギュウっと詰まっています。
いかがでしたか? 1年の最後に、「女性と仕事」について考えてみるのもいいかと思い、記事にしてみました。どちらかと言うと、今回ご紹介したご意見は、「出産後も、仕事をなんらかの形で続けていきたい」と思っていらっしゃる方々のものであることを、ご了承ください。

「そうそう!」とうなづいている方、「この人の意見には、賛成できない」など、色々思われることがあると思いますが、いずれにしても、みなさん、真剣に「女性が仕事を持つこと」について考えていらっしゃる様子がよく伝わってきますね。今回、ご紹介したのはほんの一部。まだまだたくさんのご意見が集まっています。今後も、じょじょにご紹介していきますので、お楽しみに。

*クレ・ド・キャリエール 実施アンケートより 実施期間:2007年9~10月
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