女性の転職/女性の再就職・職場復帰

私は、こう思う! 「女性と仕事のこと」

2007年も終わりに近づいてきました。1年の最後に、「女性が仕事を持つこと」について考えてみたいと思います。女性100人に取ったアンケートから、「女性と仕事」について寄せられた意見をご紹介します。

執筆者:川崎 あゆみ

今年も残りわずかとなってきました。1年の終わりに、「女性が仕事を持つこと」について考えてみたいと思います。

先日、ガイドが独自に「女性と仕事に関するアンケート」を実施しました。130名の方から回答をいただき、今回は、その中から「女性と仕事について思うこと」について書いてくださった方々のご意見をご紹介します。

有償の仕事と精神的な自立は関係ない

家事、育児や介護など、家庭内で家族を支える人も、「自立している女性」だという意見。
・女性は、伴侶によって大きく左右されると思う。歴史上の有名な人物の陰で立派にその人を支えた妻や母がいたからこそ、成し遂げられた仕事もあるのではないかと思うと、専業主婦でも、サポートを完璧に成し遂げている人は自立している人だと思う。有償の仕事と女性の精神的な自立は関係ない。経済的な自立は大切だけど。(41歳・結婚16年・子ども14歳・11歳)

女性でいることは特権では?

・結婚や出産を経て、女性は仕事と向き合う角度を変えるチャンスを何度も与えてもらえるラッキーな性別だと考えるようになりました。仕事が合わなければ辞めればいいし、違う仕事に就いてみてもいいし、好きな事をコツコツ始めのもいいし、「やろう」と思えるまで子どもとのんびりしてていい。子どもがいれば、仕事がいい息抜きの場になる。仕事に対するモチベーションを下がる訳でもなく、ちょっと価値観を変えることができる。これらは、女性だけの特権に思えます。(34歳・結婚歴7年・子ども4歳・1歳)

輝いている人ばかりじゃない

・男女平等といっても、まだまだ男性社会です。その中でしなやかに自分らしく生き、また仕事でも自分自身にそれを求めていくことは、大変な努力が必要だと思います。生き生きと働き、全てに両立している女性を取り上げる記事(「ミセスのセカンドキャリア」のことでは、ないですよ!)を読むたびに、それだけ、いやそれ以上に苦悩し迷い、不安を抱えている女性もいるはずだと感じます。”輝いている女性”もいれば、”輝こうともがいている”女性もいるんですよね。(45歳・結婚21年・子ども19歳・16歳)

「自分の手で育てたかった」、「子育ては男性もできる」

「出産は女性しかできないけれど、育児は両親でできる!」
・私の場合、金銭的な理由で育休も取らずに働き続けてきました。保育園に預け、子どもを自分で育てられなかったということが、今も心残りです。でも自分で育てたら、今のように優しい子ども達に育っていたかどうか、それはわかりませんが・・・・・・。 その半面、今は、職場でも必要とされているし、仕事に対しての情熱と誇りもあります。子どもたちが病気の時も働きに行ったりと、彼らに迷惑もかけましたが、今は与えられた立場、仕事、運命を受け入れ、何事にも一生懸命になることで私らしく生きることに心地よさを覚えます。(39歳・結婚15年・子ども14歳・12歳・12歳)

・出産は女性でなければ出来ないが、育児は男性も女性も出来ること。子どもは両親で育てるべきで、母親のみががんばるものではないと思う。また、仕事でも趣味でも、自分のライフスタイルにプラスになるものは、時間の許す限り、色々やってみようと思う。(29歳・結婚5年・子ども2歳)

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