意欲をもって臨んでいるのにそれが相手に伝わらないなんて、なんて残念なことでしょう。
しかも、それがほんのちょっとの「ものの言い方」に左右されているとしたら…。
そこで、こんな発言はどう思う?と、いろいろな人に聞いてみました。
それぞれの発言に対して、意欲を感じる(OK)、感じない(NG)のいずれかで判定。
<転職活動編>と<職場編>としてまとめていますので、自分の発言がどう受け取られるのかを考えるヒントにしてください。
<転職活動編>
● 応募の電話で面接日時を指定されたが、都合がつかない…。
「その日はちょっと…」
→ 人事担当者の判定:NG
理由をはっきり言ってもらえないと、面接よりも優先する何かがある=入社意欲が高くないと感じます。
「まだ仕事を続けており、その日は勤務の予定となっています。○日、○日がお休みなのですが、いずれかで面接をしていただけないでしょうか」
→ 人事担当者の判定:OK
納得できる理由があれば、こちらも調整する気持ちはありますから、はっきり言ってもらってかまいません。
● 面接で。「今回が2度目の転職のようですが、前回はなぜ転職したのですか?」
「職場の人間関係が悪かったんです。私が何をしても粗を探して文句を言ってくる先輩に耐えられなかったので転職しました」
→ 人事担当者の判定:NG
たまたま良識のない先輩がいたから運が悪かった、と受け取れる発言ですが、本当に自分に非はなかったのか。責任転嫁をする人ではないかと思ってしまいます。
「組織変更があってから職場の人間関係が悪くなってしまったんです。その結果、仕事に集中できる状態ではなくなってしまって…。」
→ 人事担当者の判定:OK
人間関係が悪くなった理由はいろいろあるのでしょうが、「仕事に集中したい」と考えている人であるということは伝わってきます。
● 前の仕事を辞めて1カ月。内定が出た会社から、いつから勤務できるか質問された。
「いつからでもかまいません。お任せします」
→ 人事担当者の判定:NG
謙虚な発言かもしれませんが、自分の転職なのに、なんだか人ごとみたい。意欲を感じるかと聞かれたら、強い意欲を感じる発言ではないですね。
「明日からでも勤務できます」
→ 人事担当者の判定:OK
これはもう、文句なしで意欲を感じる回答でしょう。
次のページでは、職場での発言について判定してもらいます。