今年2007年10月1日、雇用対策法が改正され、今まで努力義務だった人員募集・採用における年齢制限が禁止になりました。子どもから手が離れ始めたから、そろそろ仕事を再開しようとハローワークに行っても、「35歳の壁」にぶちあたり、「やっぱり、若くないとだめなのね・・・・・・」と肩を落とした方も多いことでしょう。

今回の改正は、一部に例外はあるものの、年齢制限をすることで今まで応募することさえできなかった人々のためにチャンスを与えようとする「再チャレンジ政策」の1つです。能力や経験はあるのに、年齢がネックになって応募できなかった方たち(そう、私たちのことです!)にとって、朗報となるでしょうか。

”年齢制限禁止”の中身は?

求人広告を見ては、年齢のせいで応募できない現実にため息をつくことももう無くなる?!
これまで、人員を募集・採用する際に年齢制限をなくすことは、企業の「努力義務」とされてきました。でも公然と「35歳まで」のような年齢による応募機会の制限が行われてきたのは、皆さんご存知の通りです。でも今回の改正法では、「年齢にかかわりなく、均等な機会を与えなければならない」と明記され、法的義務が生じることとなりました。

でも年齢制限禁止に違反したからといって、罰則が定められているわけではありません。行政から指導や勧告が行われ、それに従わない場合は、ハローワークや職業紹介業者に求人掲載を拒否される場合があるということだそうです。

また、適用前の9月末前の求人に関しては、年齢制限の記載があるまま公開されているそうですから、「年齢制限の記載がある=即、違反」ということではないということを、記憶にとどめておいてくださいね。

気になる、年齢制限の“例外”

こんなに働く意欲があるのに、35歳を過ぎているからだめなんて納得いかない。「なんで?!」と悔しい思いをしてきた私たち
実は、この改正には、“例外”があります。「やむを得ず年齢制限を認める例外」とされているものですが、どのようなものがあるか、全部で10項目ある中から幾つか拾ってみてみましょう。

・これから長期にわたって人材を育成していくための新卒の募集
・特定の年齢層で人手が不足している場合、その年齢層を補うための募集
・演劇での役割上、必要な子役などの募集
・体力や視力など、加齢によってその仕事を行うのが難しい場合の職種への募集

などなど、10項目全部を見てみると、「うん、それなら仕方ないかもしれない・・・・・・」と思うのですが、これらを理由にし初めたら、「年齢制限の禁止なんて建前だけで終わりませんか?」という危惧もなきにしもあらずです。

長い間、年齢制限に苦しんできた私たち。この年齢制限によって、採用される機会が本当に増えるの?>次ページへ